【コラム】日本が友情で応える番だ(2)
  3月11日の大地震が発生すると、台湾人はわが身のことのように動いた。 400トンの救護物資を真っ先に送ったのも台湾だった。 与野党の国会議員とともに一日分の俸給を寄付した馬英九総統は自らテレビの募金生放送に出演し、日本支援を呼びかけた。 台湾CTS放送が進行した生放送には100人余りの芸能人が参加し、4時間で7億8000万台湾ドルの寄付金が集まった。 結婚祝い金全額を寄付した俳優もいた。 台湾政府の集計によると、今月12日現在の寄付金は40億1000万台湾ドルで、うち91%の36億5700万台湾ドルは一般人が赤十字など9民間団体を通して出した。

  日本と同じく台湾は世界で地震活動が最も活発な環太平洋地震帯に属している。 大小の地震が頻繁に発生する。 20世紀だけで3度の大地震があった。 最も近いのは99年9月21日の大地震で、2321人が死亡し、57人が行方不明になった。 当時、最も積極的に支援した国が日本だった。 日本は海外救助団のうち最大規模の145人を急派し、11億台湾ドル(約412億ウォン)を寄付した。 地震に関する限り台湾と日本は同病相憐れむ立場であるしかない。 今回の日本支援は12年前の恩返しの性格が強いというのが駐韓台湾代表部広報官の説明だ。


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