栃木・鹿沼市児童6人死亡事故 3年前の事故後に「てんかんの持病」と母親が当時の勤務先に説明
栃木・鹿沼市でクレーン車が歩道に突っ込み児童6人が死亡した事故で、逮捕された運転手の男が、3年前に同様の事故を起こしたあと、母親が「てんかんの持病があった」などと、当時の勤務先に説明していたことがわかった。
柴田容疑者が当時、勤務していた会社社長は「本人が事故を起こして、お母さんと一緒に来まして。こういうわけなんだっていう病気がわかったので、これはもう(仕事を)辞めて当然かと思いました。(その病気はてんかん?)そうです。聞いてはいなかったですね」と話した。
柴田将人容疑者(26)は、今回の事故の3年前の2008年にも、鹿沼市の国道交差点で、登校中の当時小学5年だった男子児童をはね、重傷を負わせる事故を起こしていたことが、すでに明らかになっている。
柴田容疑者は、その事故のあと、当時の勤務先に母親とともに訪れ、母親は「てんかんの持病があった」などと説明したという。
警察は20日、柴田容疑者の車から薬を押収していて、持病が今回の事故に影響した可能性もあるとみて、慎重に裏づけを進めている。
(04/21 06:31)