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周南市長選、2氏再び激突 統一選後半戦スタート
2011年4月18日(月)掲載
2期目を目指し、支持を訴える島津幸男氏=17日午前9時15分ごろ、周南市新地の選挙事務所
まちづくりの抱負を語り、支持を訴える木村健一郎氏=17日午前9時5分ごろ、周南市周陽の周陽公園
統一地方選の山口県内後半戦となる周南市長選と同市議補選、宇部市議選が17日、告示された。任期満了に伴う周南市長選挙には、2期目を目指す現職の島津幸男氏(65)と新人で元県議の木村健一郎氏(58)の2人が立候補し、前回と同じ顔ぶれによる選挙選に突入した。投票は24日で、即日開票される。

選挙戦は現職の島津氏に対し、現市政に批判的な木村氏が真っ向から挑む一騎打ちの構図。JR徳山駅周辺整備や同市戸田地区に建設が予定されている道の駅整備といった大型事業の行方などを争点に両候補が政策を訴えており、有権者の判断が注目される。東日本大震災の発生や厳しい財政状況を受け、防災対策や行財政改革などをめぐる舌戦も予想される。

島津氏は現在のJR徳山駅周辺整備事業や道の駅整備構想について、防災機能や経済効果がもたらされるとして、継続を主張。経費削減を図る事業仕分けの導入など、1期目の実績をアピールし、2期目に向けては「市民の安心安全、命を守る」として、防災体制の再構築などの施策推進を訴える。

木村氏はJR徳山駅周辺整備事業のうち、南北自由通路整備や駅ビル建て替え、道の駅整備構想について「箱物優先になっている」などと批判し、見直しを掲げる。税収の落ち込みや社会保障費、防災対策などの経費増大から行財政改革を急務事項に挙げ、市長給与の半分カットなども訴える。

投票は24日午前7時から午後8時まで、市内99カ所で行われる(うち34カ所は繰り上げ)。即日開票され、同日深夜には当選者が決まる見通し。市選管によると、16日現在の選挙人名簿登録者数は12万4462人(男59078、女65384)。
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