日本原子力学会の「原子力安全」調査専門委員会技術分析分科会は、4月18日、福島第一原発の1〜3号機の現状についての推定を発表した(→こちら)。
それによると、現在行われている注水が続けられれば、原子炉と使用済燃料貯蔵プールは安定した状態を維持し、今後、多くの放射性物質が放出される可能性は小さくなるという。
ただし、余震などのリクスもあることから、多重化された安定的な冷却システムの構築が欠かせず、また放射能汚染水の漏洩防止も重要としている。
各号機の状態についての評価の概要は以下表のとおり。どの号機も深刻な状態にあるが、中でも2号機はすでに圧力容器、格納容器が破損、大量の放射性物質を放出させてしまった。3号機も圧力容器からは気体、液体が漏洩、格納容器からも気体が漏洩している。1号機は、2,3号機に比べれば圧力容器、格納容器とも健全性は残っているようだ。

日本原子力学会発表資料を基に東洋経済まとめ
写真提供:東京電力
それによると、現在行われている注水が続けられれば、原子炉と使用済燃料貯蔵プールは安定した状態を維持し、今後、多くの放射性物質が放出される可能性は小さくなるという。
ただし、余震などのリクスもあることから、多重化された安定的な冷却システムの構築が欠かせず、また放射能汚染水の漏洩防止も重要としている。
各号機の状態についての評価の概要は以下表のとおり。どの号機も深刻な状態にあるが、中でも2号機はすでに圧力容器、格納容器が破損、大量の放射性物質を放出させてしまった。3号機も圧力容器からは気体、液体が漏洩、格納容器からも気体が漏洩している。1号機は、2,3号機に比べれば圧力容器、格納容器とも健全性は残っているようだ。
日本原子力学会発表資料を基に東洋経済まとめ
写真提供:東京電力
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