国際【放射能漏れ】「原発大事故、今後も起こる」「異常気象が影響」と国連事務総長2011.4.21 09:11

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【放射能漏れ】
「原発大事故、今後も起こる」「異常気象が影響」と国連事務総長

2011.4.21 09:11
20日、ウクライナの首都キエフで始まった国際科学会議で演説する国連の潘基文事務総長(ロイター)

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20日、ウクライナの首都キエフで始まった国際科学会議で演説する国連の潘基文事務総長(ロイター)

 国連の潘基文事務総長は20日、ウクライナの首都キエフで始まった国際科学会議「チェルノブイリ原発事故から25年 未来のための安全」に出席し、チェルノブイリや福島第1原発級の大事故に「われわれはこれからも直面するだろう」と演説、原発の安全確保のための国際的基準づくりを急ぐべきだとの考えを示した。

 潘氏は今後も大事故が起こり得る理由として、原発を危険にさらす恐れのある異常な気象現象が増えていると指摘。さらに、原発の新規建設が各国で計画されていることも「われわれの脆弱(ぜいじゃく)性を高めている」と述べた。

 また事故が起これば影響は国境を越えるため、原子力の問題は「一国の政策の問題ではなく、全世界の人々の利害が絡む問題だ」と強調。原発建設や保安、透明性のある情報公開などについて国際的な基準が必要だと訴えた。(共同)

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