2011年 4月 20日
保護責任者遺棄致死容疑で父子を逮捕
笠岡市の住宅で、体の不自由な妻に十分な治療を受けさせないなどして死亡させたとして、51歳の夫とその息子が保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕されました。逮捕されたのは笠岡市広浜の警備員、東山広和容疑者(51)と、その息子で無職の東山晃三容疑者(23)です。警察の調べによりますと2人は去年7月頃から自宅離れで足が不自由で寝たきり状態だった広和容疑者の妻、はるみさん(49)が体調不良を訴えていたにも関わらず、放置して今年1月12日、腎炎で死亡させた疑いです。はるみさんが搬送された病院が警察に通報し、犯行が明らかになったもので、その際、はるみさんの体重は27キロで、離れはゴミが散乱した状態だったということです。調べに対し2人は「死亡するまで放置していたのは間違いない」と容疑を認めているということです。東山容疑者は6人家族で警察ではほかの家族からも事情を聞く方針です。

旭川堤防点検
梅雨や台風などで川の水かさが増える時期を前に20日、岡山市の旭川で堤防の安全点検が行われました。これは国土交通省岡山河川事務所が毎年行っているもので、河川防災ステーションで出発式が行われ、職員やボランティアの防災エキスパートらが参加しました。そして34人が6つの班に分かれ、旭川と百間川の河口まで31.2キロに渡って堤防に穴があいたり亀裂が入っていないかなどひとつひとつ点検しています。岡山河川事務所では20日の点検をもとに異常が見つかれば早急に修復工事を行うことにしています。21日は吉井川、22日は高梁川で堤防の点検が行われます。

那岐山で山開き
山のシーズン到来です。岡山県奈義町の那岐山で20日、山開きの安全祈願祭があり関係者らがシーズン中の安全を祈願しました。奈義町と鳥取県智頭町にまたがる那岐山は標高1255メートル。初夏から秋にかけ大勢の登山客が訪れます。安全祈願祭には地元の観光協会などから約50人が参列し、玉串を捧げてシーズン中の安全を祈願しました。奈義町は冷たい雨が降りあいにくのお天気となりましたがスズランの花に似たアセビなどが咲くなか訪れた登山客が豊かな自然を満喫していました。那岐山には1時間半から2時間ほどで上れる3つの登山コースがあり年間約5万人の登山客が訪れるということです。

岡山のワイン 初入荷
岡山の特産品、マスカットとピオーネを使ったワインの販売が岡山市のデパートで始まりました。販売が始まったのは岡山県産のマスカット・オブ・アレキサンドリアを使った白ワインとピオーネのロゼワイン。去年は、ブドウが成長する夏に、雨が少なく日照も充分だったため、小粒ながら糖度の高いブドウが収穫できたということです。低温でじっくり発酵させ、上品な香りと綺麗な色に仕上がりました。店頭の試飲コーナーでは、訪れた買い物客たちが季節の味を楽しんでいました。このワインは、県内限定販売で、デパートなどで9900本が販売される予定です。