'11/4/21
国内最大のアーチ橋開通<動画あり>
広島県が整備を進める広島空港(三原市)と中国横断自動車道尾道松江線を結ぶ県道「広島中央フライトロード」のうち、三原市本郷町―大和町間の約7キロ区間が20日、開通した。ルート上には国内最長のアーチ幅380メートルを誇る広島空港大橋があり、観光資源としての期待もかかる。
開通済みの大和町内の3キロ区間と合わせ、同町中心部から同空港までの所要時間は約40分から約20分に短縮される。県は予定していた開通式典を東日本大震災に配慮して中止。正午に空港、棲真寺(せいしんじ)両インターチェンジ(IC)のバリケードが撤去され、マイカーなどが早速通行した。
フライトロードは計画区間約30キロ。既に開通している山陽自動車道河内IC(東広島市)から同空港までの約6キロを通り、世羅町の尾道松江線世羅ICまでを結ぶ。県は1992年に総事業費630億円で三原市内の約10キロ区間を着工。うち3キロ区間は2002年に開通していた。
【写真説明】開通した広島中央フライトロードの広島空港大橋(手前)。奥は広島空港(撮影・増田智彦)