組員、自宅敷地内で刺され死亡　男逃走　佐賀・小城

　２１日午前０時半ごろ、佐賀県小城市三日月町堀江、指定暴力団九州誠道会系の南里祐次組員（２８）の自宅敷地内で、南里組員が男に刃物で胸と腹を刺された。南里組員は病院に運ばれたが、間もなく死亡が確認された。

　佐賀県警によると、南里組員は直前まで飲酒し、運転代行で自宅まで帰ったところだった。

　運転代行の運転手から「客が刺された」と１１０番通報があった。県警の調べに、現場から逃げた若い男が車に乗って逃走したと話しているという。県警は殺人容疑で男の行方を追っている。

　現場はＪＲ久保田駅に近く、国道３４号沿いに団地が点在する田園地帯。付近に住む男性は「こんな所で人が殺されるとはショックだ」と話した。

　佐賀県伊万里市では今月５日、病院玄関で複数の九州誠道会系組幹部が銃撃され、２人が死傷する事件が起きている。この事件の犯人も逃走している。