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3号機坑道と4号機地下、汚染水の水位上昇 福島第一

2011年4月20日21時42分

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【動画】福島第一原発2号機の原子炉建屋内映像

 東京電力は20日、放射能汚染水がたまっている福島第一原発3号機の坑道と、4号機のタービン建屋地下の水位が少しずつ上がっていると発表した。一方、高濃度の放射能汚染水がたまっている2号機の坑道の水位は、同日午前7時の時点で、24時間前より1センチ下がった。集中廃棄物処理施設に、水210トンを移送した効果とみられる。

 3号機の坑道は、20日午前7時の時点で地表まであと108センチ。今まで1日に1センチずつ上昇していたが、19〜20日には一気に3センチ上がった。4号機のタービン建屋地下のたまり水の水位も、前日より5センチ高くなった。いずれも3号機のタービン建屋と地下でつながっている可能性がある。

 3号機の坑道、4号機のタービン建屋のたまり水はいずれも、海に流出し、汚染する可能性がある。あふれるまではまだ1カ月ほど余裕があるとみているが、東電は高濃度汚染水用の仮設タンクか、集中廃棄物処理施設への移送を検討している。

 6号機でもタービン建屋の内部に600〜700トンのたまり水が見つかり、緊急措置として復水器へ100トンを移し替えた。

 東京電力は20日、1〜3号機の原子炉建屋内を遠隔操作ロボットが撮影した動画を公開した。はしごが吹っ飛んだり、がれきが散乱したりしている場所もあった。

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