さて、今回の震災・原発事故に関する報道の混乱を見ていると
昨日言ったようにアプリオリに「言論統制アルゴリズム」を脳内に飼っている人々がパニックを起こしている。
これが一つあるように思います。
私は理系の人間ではありませんが
最初から「あ、東電データが乏しいんだな」と思っていました。
だって通電してないんだもの。
モニター機能がなかった。
だから今騒いでも無駄だと思っていました。
で、一応チェックしているたのは、自分の生活範囲の自治体が発表する放射性物質の数値。
これは大丈夫そうだ、と思ったので
ごく普通に生活しております。
だいたいさ、首都圏で(とくに北側に比べて余震も軽い私が生活範囲としている南関東で)
被災地の気分になるなんて
東北の人に失礼だよ、って思うのは私だけなのかしら。
取るに足らない放射性物質で大騒ぎするのは
福島の人に失礼だよ、って思うのは私だけなのかしら。
でもその間にも「言論統制している!」みたいな人たちが大勢いて
「東電もわかってないだけじゃん」と不思議な気持ちで見ていました。
やがて海外からの情報が入ってくるようになると
字を読まず絵だけで見て誤読して大騒ぎしたり
「ル・モンドがこう言ってる! 東電は隠している!」みたいなついーとを必死にりついーとしたり。
あのね、そういうのはル・モンド読んでからやりなよ。
と思うのはですね
私は騒ぎ立てられている英文の記事には気が向くと目を通しますが
ものすごく中途半端な語学力の人が誤読して大騒ぎ、っていうケースがあまりに多いからですね。
辞書引き引き読んでるんじゃないのかね。
それは「外国語が読める」うちに入らないよ。
それにね
これはわが国の災害であり
よその国にとっては言ってしまえば他人の不幸っていう面もあるんです。
同情もしているけど、支援もしてくれるけど、一面ではよその国にとっては
海老蔵みたいなワイドショーネタという面がないとはいえないでしょ?
そんな報道に日本人がいちいち惑わされてどうする。
「ドイツが原発止めた!」と聞くと快挙だと大騒ぎしてますが
前にもこのブログに書いたように
その分よそが原発で作った電気を買うだけです。
そしてセールス側のフランスは移民労働者を大量に受け入れている国。
どういう現場労働者のどういう待遇の上にドイツやフランスの電力が生み出されるのか
「ル・モンド」読めるほどのフランス語力のある方には、ぜひ調べて教えてもらいたいものです。
今後わが国の原発政策を考える上で
私はこういう情報収集のほうが、デモより先だと思います。
安全性を議論する場合には
当然現場の作業員の安全性も含まれるわけですから。
フランス在住経験者に言わせると、かの国では無計画停電も多いようですが
だとしたら原発の意味があるのかね。
どうしてそこまで原発にこだわるか
これもフランス語の堪能なル・モンド系の方、調べて教えてくださいませ。
ところで
フランスは自国民は逃しておいて
売り込みにだけは来ましたね。トップセールスで。
だって原発のイメージダウンは国富にかかわるからね。
別に非道じゃないですよ。こういうの。
国益っていうのはそういうものです。
国家っていうのは国民を食べさせるもんでしょ?
そのためには原発で電気作って隣国に売りますとも。
外国語力が中途半端。
「西洋文化」を表向きでしか知らない。背後にある徹底した利己主義を知らない。
「他国と自国」の峻厳な違いを知らない。
そういう人々の中に「脳内言論統制アルゴリズム」があるようですね。
中途半端な知識はないよりマシだと思ってきましたが
ないほうがマシなんじゃないかなんて考えるようになりました。
で、昨日の話に戻るわけですが
今回の情報の混乱を見て、私は自分が巻き込まれていた「あの人々」の混乱を思い出しましたよ。
昨日も書いたけど
一貫した私の主張はこれ。
=====
1 他人に関する未確認の情報を書き
2 それが当たってない場合
3 法的措置を取られるリスクがあります
ここでは実は「2」がとても大事。
=====
私は弁護士、警察という司法の専門家からの知識を得て
上記の主張を続けてきました。
だから「間違ったことを未確認で書いたら訴訟を考えるよ」と言ってきました。
それに対して素人同士で
「脅しだ脅しだ」とか
本当に児戯に等しい慰め合いをして、確認して悦にいる。
本を出すたびに大騒ぎして妨害する。
自閉症協会の掲示板で世論が形成できると勘違いして大騒ぎする。
自分の弁護士でもないオタク仲間の弁護士に事情をつまびらかにせずアドバイスを求める。
あのね、「行列ができる法律事務所」のタレント弁護士だってお金もらって事前に打ち合わせしてやってるんだよ。
そうやって自ら危険に飛び込んでいったわけですね。
結論。
放射性物質からも、訴訟からも
身を守りたければ自分で知識をつけなければいけませんね。
ちゃんと勉強して、専門家から教えてもらって。
無知はさらなるリスクを呼び込みますよ。
それにさ
自分の専門ではない分野で大騒ぎするより
自分の専門分野で日々一生懸命仕事をしましょう。
それがこの国の復興の、一番近道です。
月曜日、福島で大きな地震があった夜
私は赤坂で食事しました。
東京駅までのタクシーの中から見えた霞が関も大手町も丸の内も普通でした。
ふだんから日本で一番働いている人たちは
働き続けていましたよ。
それがあたりまえなのが日本。
これがこの国の強さです。
私も微力ながら自分の専門分野で力を尽くし
その一員でありたいと思います。
「頑張れ!」っていうのは残酷だとか
「頑張ろう」のほうがいいだとか
いろいろ議論が続いていますが(実はこの議論、私はあんまり興味がない)
私は先日、読者の方に
「花風社の本に救われてきました」と言っていただいたとき
さらっとこう言ってしまいました。
「ありがとうございます。これからも頑張ります」
そうだ。これでいいんだと思いましたよ。
一人一人が「これからも頑張ります」って言えばいいんです。
これから福祉が手厚くなるとは思えない。
その兆候はあちこちに見られます。
だから私はますます「発達援助」にウエイトを置いた仕事をしていきます。
頑張ります。
和歌山城の石垣と桜です。

昨日言ったようにアプリオリに「言論統制アルゴリズム」を脳内に飼っている人々がパニックを起こしている。
これが一つあるように思います。
私は理系の人間ではありませんが
最初から「あ、東電データが乏しいんだな」と思っていました。
だって通電してないんだもの。
モニター機能がなかった。
だから今騒いでも無駄だと思っていました。
で、一応チェックしているたのは、自分の生活範囲の自治体が発表する放射性物質の数値。
これは大丈夫そうだ、と思ったので
ごく普通に生活しております。
だいたいさ、首都圏で(とくに北側に比べて余震も軽い私が生活範囲としている南関東で)
被災地の気分になるなんて
東北の人に失礼だよ、って思うのは私だけなのかしら。
取るに足らない放射性物質で大騒ぎするのは
福島の人に失礼だよ、って思うのは私だけなのかしら。
でもその間にも「言論統制している!」みたいな人たちが大勢いて
「東電もわかってないだけじゃん」と不思議な気持ちで見ていました。
やがて海外からの情報が入ってくるようになると
字を読まず絵だけで見て誤読して大騒ぎしたり
「ル・モンドがこう言ってる! 東電は隠している!」みたいなついーとを必死にりついーとしたり。
あのね、そういうのはル・モンド読んでからやりなよ。
と思うのはですね
私は騒ぎ立てられている英文の記事には気が向くと目を通しますが
ものすごく中途半端な語学力の人が誤読して大騒ぎ、っていうケースがあまりに多いからですね。
辞書引き引き読んでるんじゃないのかね。
それは「外国語が読める」うちに入らないよ。
それにね
これはわが国の災害であり
よその国にとっては言ってしまえば他人の不幸っていう面もあるんです。
同情もしているけど、支援もしてくれるけど、一面ではよその国にとっては
海老蔵みたいなワイドショーネタという面がないとはいえないでしょ?
そんな報道に日本人がいちいち惑わされてどうする。
「ドイツが原発止めた!」と聞くと快挙だと大騒ぎしてますが
前にもこのブログに書いたように
その分よそが原発で作った電気を買うだけです。
そしてセールス側のフランスは移民労働者を大量に受け入れている国。
どういう現場労働者のどういう待遇の上にドイツやフランスの電力が生み出されるのか
「ル・モンド」読めるほどのフランス語力のある方には、ぜひ調べて教えてもらいたいものです。
今後わが国の原発政策を考える上で
私はこういう情報収集のほうが、デモより先だと思います。
安全性を議論する場合には
当然現場の作業員の安全性も含まれるわけですから。
フランス在住経験者に言わせると、かの国では無計画停電も多いようですが
だとしたら原発の意味があるのかね。
どうしてそこまで原発にこだわるか
これもフランス語の堪能なル・モンド系の方、調べて教えてくださいませ。
ところで
フランスは自国民は逃しておいて
売り込みにだけは来ましたね。トップセールスで。
だって原発のイメージダウンは国富にかかわるからね。
別に非道じゃないですよ。こういうの。
国益っていうのはそういうものです。
国家っていうのは国民を食べさせるもんでしょ?
そのためには原発で電気作って隣国に売りますとも。
外国語力が中途半端。
「西洋文化」を表向きでしか知らない。背後にある徹底した利己主義を知らない。
「他国と自国」の峻厳な違いを知らない。
そういう人々の中に「脳内言論統制アルゴリズム」があるようですね。
中途半端な知識はないよりマシだと思ってきましたが
ないほうがマシなんじゃないかなんて考えるようになりました。
で、昨日の話に戻るわけですが
今回の情報の混乱を見て、私は自分が巻き込まれていた「あの人々」の混乱を思い出しましたよ。
昨日も書いたけど
一貫した私の主張はこれ。
=====
1 他人に関する未確認の情報を書き
2 それが当たってない場合
3 法的措置を取られるリスクがあります
ここでは実は「2」がとても大事。
=====
私は弁護士、警察という司法の専門家からの知識を得て
上記の主張を続けてきました。
だから「間違ったことを未確認で書いたら訴訟を考えるよ」と言ってきました。
それに対して素人同士で
「脅しだ脅しだ」とか
本当に児戯に等しい慰め合いをして、確認して悦にいる。
本を出すたびに大騒ぎして妨害する。
自閉症協会の掲示板で世論が形成できると勘違いして大騒ぎする。
自分の弁護士でもないオタク仲間の弁護士に事情をつまびらかにせずアドバイスを求める。
あのね、「行列ができる法律事務所」のタレント弁護士だってお金もらって事前に打ち合わせしてやってるんだよ。
そうやって自ら危険に飛び込んでいったわけですね。
結論。
放射性物質からも、訴訟からも
身を守りたければ自分で知識をつけなければいけませんね。
ちゃんと勉強して、専門家から教えてもらって。
無知はさらなるリスクを呼び込みますよ。
それにさ
自分の専門ではない分野で大騒ぎするより
自分の専門分野で日々一生懸命仕事をしましょう。
それがこの国の復興の、一番近道です。
月曜日、福島で大きな地震があった夜
私は赤坂で食事しました。
東京駅までのタクシーの中から見えた霞が関も大手町も丸の内も普通でした。
ふだんから日本で一番働いている人たちは
働き続けていましたよ。
それがあたりまえなのが日本。
これがこの国の強さです。
私も微力ながら自分の専門分野で力を尽くし
その一員でありたいと思います。
「頑張れ!」っていうのは残酷だとか
「頑張ろう」のほうがいいだとか
いろいろ議論が続いていますが(実はこの議論、私はあんまり興味がない)
私は先日、読者の方に
「花風社の本に救われてきました」と言っていただいたとき
さらっとこう言ってしまいました。
「ありがとうございます。これからも頑張ります」
そうだ。これでいいんだと思いましたよ。
一人一人が「これからも頑張ります」って言えばいいんです。
これから福祉が手厚くなるとは思えない。
その兆候はあちこちに見られます。
だから私はますます「発達援助」にウエイトを置いた仕事をしていきます。
頑張ります。
和歌山城の石垣と桜です。