ある自閉っ子親による別の自閉っ子家庭への器物損壊事件が意外な展開を見せた。
事件の概要はこんな感じ。
神田橋先生の本を読んで発達著しい様子を見せたお子さん。
オムツも取れた。
それを見てショックを受けた他の親がその子の親に「いったいどうしたんだ?」と迫り
神田橋先生の本を読んでやり方を取り入れてみた、と説明したところ
「インチキだ!」と決め付けられ
嫉妬心が募ったのでしょうかね? それとも別の理由?
とにかく、そのまま著しい発達を見せたお子さん家族のおうち(新築)と買いたての車への器物損壊に至った。
闇にまぎれてやったつもりみたい。
けれども加害者(三家族いたらしい)の特定は容易だった。
ここのおうちは自閉っ子飛び出し対策としてセコム入ってたし
防犯カメラもあったのでね。
警察に被害届と防犯カメラの画像を提出。
加害側は警察に呼び出された。
そこで「私たちも自閉症の子を抱えて苦しいんでいるんです!」と弁明しても
「そらまめ式っていうHPにあの本はトンデモだって書いてあった!」と弁明しても
警察に通じるわけがない。
加害側はね、それをここで思い知ったそうです。
障害児を抱えていることは、八つ当たりしていい理由にならない、と。
けれども最終的には被害側の温情で、被害届は取り下げられ
そのかわり原状復帰の金銭負担は当然、加害側が担ったようです。
新築の家の塀。子どもが発達し、言葉も出てきたからあちこち見せて歩こうとひさしぶりに買ったばかりの新車。
安い金額じゃなかったんじゃないのかな。
さて、その後また意外な展開が。
加害側の一人が、主治医の机の上に一冊の本を見つけた。
そう。神田橋先生の「発達障害は治りますか?」です。
「その本、読んでいる人多いんですか?」と主治医に訊いたらしい。
多い。そして効果を上げている人も多い、というのが主治医の答え。
ついに買ってみた。読んでみた。
取り入れてみた。
子どもが、著しく発達した。
驚いた。
ここにきて私の知人にこう申し入れたらしい。
「浅見さんに会いたい。浅見さんを紹介してください」
事の経緯を知っていた知人は、私が会うわけはないと判断。断った。
そらそうでしょう。
本をついに役立ててくれたのは版元としてうれしいけど
私にとってこの人に会うメリットはない。
向こうにとってだってないだろう。
その人は私の家を器物損壊したわけでもないのだから謝られても仕方ない。
私は神田橋先生や岩永先生のように会っても治療できるわけでもない。
巡業の途中にこの話聞かされたんですけど
本当に不思議な話だと思いましたよ。
人の子の発達に疑いをもって、器物損壊までして、それで今更私に会いたいってなんなんだろう、と。
岩手に行く東北新幹線の中でも、考えてました。
いったいどういうことなんだろう、って。
で、向こうについてニキさんとお茶したときその話しました。
ちなみにニキさんは神田橋先生の療法を取り入れてはいません。
ていうか、今回ニキさんに指摘されて気づいたんですけど、私献本するの忘れてました(笑)。
そもそもニキさんは「もう一度生まれても、自閉っ子に生まれたい」人だから
治す気はありません。「自閉症治したくない派」です。
それでも自分がラクになるために色々な工夫をしているし、努力だってしているし
この社会でなるべく軋轢を起こさないために定型発達研究にだって熱心。
その姿を見て、一部のASD当事者からは「定型発達寄り」なんて非難をうけちゃうわけですけど。
でもまあ、とにかくニキさんは神田橋先生の本をまだ読んでいない。
私は説明しましたよ。
「トンデモっていわれるけど、それは本当に一面的な見方で、中身はずっと脳みそを見つめてきて幾多の人々を実際に癒してきた神田橋條治という名医による発達障害論が主。近年話題に上ることが増えて、先生が臨床の場で出会うことの多くなった発達障害についてどういう風に考えるか、そういう患者さんが来たときどう治療しているか、神田橋先生が語った本。その一部として先生が用いて効果は見られたけど検証は済んでいない療法をいくつか提案していて、ここだけが一人歩きしてトンデモって言われてもその見方は当たってないとしか思えないんだよね」
そうしたらニキさんがずばりと核心をついた。
「器物損壊する前に本読めばよかったのに。そうしたら高い金銭負担をせずに済んだのに」
いやいやいや、さすが自閉っ子。
情を絡ませずに事の本質を見ますね。
本当にその通り。
今になって私に会いたいというくらいなら
最初から読めばよかったんだ。
へんなネット上の噂に惑わされずにね。
まあね、そういう自分にトクな判断ができない脳みそっていうのもあるみたい。
それも次回の脳みそ博士の本に入れられるといいなあ。
結論。セコム入ってると色々便利だね。
うちは入ってますよ。インターホンでセコムとつながっている。
ていうか、エレベータも鍵ないと動かせない仕組のマンションです。
セコムの拠点がとても近くにあって、富士山が見える。
それがこの家を買った理由だったりします。
あ、最後はセコムの宣伝になっちゃった。
でもそうじゃない。
間違った推測をするくらいなら、せっせと読みましょう。
他人の子をうらやむくらいなら、せっせと取り入れてみたら?
お金もあまりかからなければリスクもあまり高いとは思えない方法なんだから。
事件の概要はこんな感じ。
神田橋先生の本を読んで発達著しい様子を見せたお子さん。
オムツも取れた。
それを見てショックを受けた他の親がその子の親に「いったいどうしたんだ?」と迫り
神田橋先生の本を読んでやり方を取り入れてみた、と説明したところ
「インチキだ!」と決め付けられ
嫉妬心が募ったのでしょうかね? それとも別の理由?
とにかく、そのまま著しい発達を見せたお子さん家族のおうち(新築)と買いたての車への器物損壊に至った。
闇にまぎれてやったつもりみたい。
けれども加害者(三家族いたらしい)の特定は容易だった。
ここのおうちは自閉っ子飛び出し対策としてセコム入ってたし
防犯カメラもあったのでね。
警察に被害届と防犯カメラの画像を提出。
加害側は警察に呼び出された。
そこで「私たちも自閉症の子を抱えて苦しいんでいるんです!」と弁明しても
「そらまめ式っていうHPにあの本はトンデモだって書いてあった!」と弁明しても
警察に通じるわけがない。
加害側はね、それをここで思い知ったそうです。
障害児を抱えていることは、八つ当たりしていい理由にならない、と。
けれども最終的には被害側の温情で、被害届は取り下げられ
そのかわり原状復帰の金銭負担は当然、加害側が担ったようです。
新築の家の塀。子どもが発達し、言葉も出てきたからあちこち見せて歩こうとひさしぶりに買ったばかりの新車。
安い金額じゃなかったんじゃないのかな。
さて、その後また意外な展開が。
加害側の一人が、主治医の机の上に一冊の本を見つけた。
そう。神田橋先生の「発達障害は治りますか?」です。
「その本、読んでいる人多いんですか?」と主治医に訊いたらしい。
多い。そして効果を上げている人も多い、というのが主治医の答え。
ついに買ってみた。読んでみた。
取り入れてみた。
子どもが、著しく発達した。
驚いた。
ここにきて私の知人にこう申し入れたらしい。
「浅見さんに会いたい。浅見さんを紹介してください」
事の経緯を知っていた知人は、私が会うわけはないと判断。断った。
そらそうでしょう。
本をついに役立ててくれたのは版元としてうれしいけど
私にとってこの人に会うメリットはない。
向こうにとってだってないだろう。
その人は私の家を器物損壊したわけでもないのだから謝られても仕方ない。
私は神田橋先生や岩永先生のように会っても治療できるわけでもない。
巡業の途中にこの話聞かされたんですけど
本当に不思議な話だと思いましたよ。
人の子の発達に疑いをもって、器物損壊までして、それで今更私に会いたいってなんなんだろう、と。
岩手に行く東北新幹線の中でも、考えてました。
いったいどういうことなんだろう、って。
で、向こうについてニキさんとお茶したときその話しました。
ちなみにニキさんは神田橋先生の療法を取り入れてはいません。
ていうか、今回ニキさんに指摘されて気づいたんですけど、私献本するの忘れてました(笑)。
そもそもニキさんは「もう一度生まれても、自閉っ子に生まれたい」人だから
治す気はありません。「自閉症治したくない派」です。
それでも自分がラクになるために色々な工夫をしているし、努力だってしているし
この社会でなるべく軋轢を起こさないために定型発達研究にだって熱心。
その姿を見て、一部のASD当事者からは「定型発達寄り」なんて非難をうけちゃうわけですけど。
でもまあ、とにかくニキさんは神田橋先生の本をまだ読んでいない。
私は説明しましたよ。
「トンデモっていわれるけど、それは本当に一面的な見方で、中身はずっと脳みそを見つめてきて幾多の人々を実際に癒してきた神田橋條治という名医による発達障害論が主。近年話題に上ることが増えて、先生が臨床の場で出会うことの多くなった発達障害についてどういう風に考えるか、そういう患者さんが来たときどう治療しているか、神田橋先生が語った本。その一部として先生が用いて効果は見られたけど検証は済んでいない療法をいくつか提案していて、ここだけが一人歩きしてトンデモって言われてもその見方は当たってないとしか思えないんだよね」
そうしたらニキさんがずばりと核心をついた。
「器物損壊する前に本読めばよかったのに。そうしたら高い金銭負担をせずに済んだのに」
いやいやいや、さすが自閉っ子。
情を絡ませずに事の本質を見ますね。
本当にその通り。
今になって私に会いたいというくらいなら
最初から読めばよかったんだ。
へんなネット上の噂に惑わされずにね。
まあね、そういう自分にトクな判断ができない脳みそっていうのもあるみたい。
それも次回の脳みそ博士の本に入れられるといいなあ。
結論。セコム入ってると色々便利だね。
うちは入ってますよ。インターホンでセコムとつながっている。
ていうか、エレベータも鍵ないと動かせない仕組のマンションです。
セコムの拠点がとても近くにあって、富士山が見える。
それがこの家を買った理由だったりします。
あ、最後はセコムの宣伝になっちゃった。
でもそうじゃない。
間違った推測をするくらいなら、せっせと読みましょう。
他人の子をうらやむくらいなら、せっせと取り入れてみたら?
お金もあまりかからなければリスクもあまり高いとは思えない方法なんだから。