HOME / 愛媛のニュース / 2011.04.20
アクリートくらぶガイドアクリートくらぶログイン
愛媛の逸品ショッピング子規の一日一句愛媛の天気Yahoo!

愛媛のニュース2011年04月20日(水)

孫請け、設立直後受注 松山市工事「裏金」疑惑

 松山市発注工事の「裏金」捻出疑惑で、舞台となった孫請け会社が2001年4月の同社設立直後から、市と市公営企業局が発注した配管・ポンプ工事に相次いで参加。約7年間で計15件の公共工事の下請けや孫請けに入っていたことが、愛媛新聞社の情報公開請求で分かった。社長はそれまでポンプや配管工事と無関係の業種に従事しており、実績のない会社が公共工事に次々参加したことに業界関係者も「一般的にあり得ない」と不自然さを指摘している。
 孫請け会社社長らは「裏金は下請けと孫請けとの間で、取引する受注額の中から捻出した」と証言しているが、市と市公営企業局が公開した書類の元請けや下請け、孫請けの民間同士の契約金額は黒塗りされていた。
 部分公開された工事契約書や関係者の話などによると、同社が公共工事に初めて参加したのは、設立4カ月後の01年8月着工の工事。その後、社名変更や新会社設立などを経たが、07年12月までの約7年間でほぼ絶え間なく公共工事に携わっていた。
 15件の発注者の内訳は市公営企業局11件、市下水道部4件。孫請け会社関係者が「下請けと孫請け間で『裏金』を捻出した」と証言する計6件の工事のうち4件も含まれている。

■資格
■趣味
■旬なワード
 
Copyright(c) The Ehime Shimbun Co.,Ltd. All rights reserved.
掲載している記事、写真などを許可なく転載、複製などに利用することはできません。
プライバシーポリシー著作権・リンク
愛媛新聞社のウェブサイトについてのご意見は、氏名・連絡先を明記のうえ、愛媛新聞社へ。