細川厚生労働大臣は、20日の衆議院厚生労働委員会で、東京電力福島第一原子力発電所の周辺の住民を対象に、早期に被ばく調査を実施したいという考えを示しました。
福島第一原子力発電所の事故に関連して、与野党から、周辺に住んでいた人たちへの健康被害の調査を幅広く行うべきだという指摘が上がっています。これについて、細川厚生労働大臣は、20日に開かれた衆議院厚生労働委員会で「周辺に住んでおり、被ばくしていると思われる人たちの実態を調査することは、本人の健康管理にとっても重要だ」と述べ、周辺の住民を対象に、早期に被ばく調査を実施したいという考えを示しました。そのうえで、細川大臣は調査の実施時期について、「経済産業省や文部科学省とともに、専門家の意見も聞きながら検討しており、早急に結論を出していきたい」と述べました。