神戸市西区の食材をふんだんに使ったお好み焼きが、JA兵庫六甲の直売所「六甲のめぐみ」(同区押部谷町高和)で人気を集めている。毎日2時間の営業で、売り上げは100枚以上。販売する農家の女性らは「米粉100%のもっちりした食感に加え、キャベツはシャキシャキ。一度食べてみて」と呼び掛けている。
販売するのは農家の女性9人でつくるグループ「食の応援団」。4年前の結成以来、旬の野菜を使った料理を教えるセミナーを開くなどしてきたが、「新鮮な食材を直売所で味わいたい」という客の要望を受け、今月11日に“地産地消お好み焼き”の店を開いた。
直売所入り口前に設けられた屋台風店舗では、グループのメンバーが西区産のニンジンやネギ、コマツナなどを使ってお好み焼きをつくる。平日は100枚、休日で150枚分を仕込んでいるが、連日完売する人気が続いている。
地域で販売に力を入れる米粉を使った料理としてお好み焼きを選んだが、別の食材による「商品化」も予定しているという。応援団代表の中西幸美さん(64)は「生産者の顔が見え、安心して食べられる。食べたら忘れられなくなる味を楽しんでほしい」と話している。
1枚300円。午前11時〜午後1時。木曜定休。六甲のめぐみTEL078・997・9955
(堀内達成)
(2011/04/20 09:15)
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