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クレーン車運転手、発作の可能性も 児童6人死亡事故

2011年4月20日5時3分

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 栃木県鹿沼市で登校中の小学生の列にクレーン車が突っ込み、児童6人が死亡した事故で、自動車運転過失致死容疑で県警の調べを受けている同県日光市、運転手柴田将人容疑者(26)が発作的な症状を伴う病気を抱えていた可能性があることが19日、捜査関係者などへの取材で分かった。

 県警は同日、自宅や勤務先から診察券や勤務記録など計24点を押収。柴田容疑者の血液検査も行っており、今後、体調や生活状況、通院歴、勤務状況などを詳しく調べる。

 県警によると、柴田容疑者は事故当時、「居眠りをしていた」と話しているという。現場近くでは「事故時はハンドルを抱くように突っ伏していた」という目撃情報もある。

 ただ、出発地の職場から現場までは約700メートルしかなく、県警はこの短い距離で居眠り運転に陥るのは不自然とみている。疲れや睡眠不足ではなく、何らかの病気による発作が生じた可能性を視野に捜査している。

 発表によると、柴田容疑者は18日午前7時40分ごろ、同市樅山町の国道293号で、反対側の歩道を歩いてきた市立北押原小の児童の列に突っ込んだ疑いを持たれている。4年〜6年の6人が死亡した。現場は同小から北西に約170メートルの地点だった。

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