ドラゴンゲート戦士ナンバーワン決定トーナメント「キング・オブ・ゲート2011」の概要が決まった。5月12日に東京・後楽園ホールで始まり、決勝は同21日の大阪府立体育会館第2競技場で行われる。参加選手は16人。開幕から1カ月を切り、早くも心理戦が始まっている。
このトーナメントは、年間通して繰り広げられている軍団抗争を一時休止し、各選手がシングルプレーヤーとしての実力を争う。同じユニットに属している選手同士はふだん戦うことがないが、この大会では敵味方に分かれるケースもあり、ファンの興味は尽きない。
1回戦の組み合わせはすでに決定。今月14日の後楽園大会でオープン・ザ・ドリームゲートの新王者になった望月成晃は鷹木信悟と対戦する。その前の5月5日の愛知県体育館大会では鷹木の盟友・YAMATOを相手に初防衛戦を行うが「すんなり(挑戦を)受けてやろう」と自信たっぷり。ベルトもトーナメントも制してシングル二冠王になるつもりだ。
同じユニット内対決としては、ヒールの最大勢力、Blood WARRIORS(ブラッド・ウォリアーズ)の堀口元気と斎藤了がいきなりぶつかる。両者はタッグのオープン・ザ・ツインゲートの現王者コンビ。12日の新宿FACE大会で初防衛に成功したばかりだ。
その試合で二人は、息の合ったコンビネーションを披露していたが、ベルトが腰に戻ってくると、いきなりにらみ合いを開始。堀口は例によって「優勝賞金500万円をもらって、今度こそ植毛する」と叫べば、斎藤も「毎年そう言ってるだろ」と返し、一触即発のムードをセコンド勢になだめられた。
トーナメントは5月17日の東京・新宿FACE大会でベスト4が出そろい、大阪では準決勝から行われる。
◆東日本大震災チャリティープロジェクト発足 ドラゴンゲートは主要な試合を収めた復興支援DVDボックス(06年分4本組、07年分5本組)を各5000円で販売し、売り上げ全額を義援金にする。会場限定発売。また、各会場で募金に協力してくれたファンにオリジナルステッカーをプレゼントする。
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