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【プロ野球】

沢村 初甲子園で初勝利だ

2011年4月19日 紙面から

阪神戦のため神戸入りした巨人・沢村=JR新神戸駅で

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 運は持っていなかったが、世代ナンバーワンの実力を持っていることを証明する−。巨人のドラフト1位ルーキー沢村拓一投手(22)が18日、甲子園での阪神戦(21日)の先発に向け、虎打線をきっちり封じ込めて、プロ初勝利を飾る意気込みを語った。

 ルーキー一番星は手にできなかった。15日の広島戦(マツダ)でプロ初先発。6回まで無失点と好投したが、7回にライアルの失策をきっかけに2失点して降板。自責0で合格点のつくデビューだったが、中継ぎ陣が追いつかれて初勝利は消えた。その2日後、日本ハムの斎藤、広島の福井が相次いでプロ初白星をマーク。同世代のライバルに先を越された。投球内容では上回っていただけに「持っている」2人と好対照な勝ち運のなさが際だった格好だ。

 今度の相手となる阪神打線の印象について、沢村は「マートン、平野さん、鳥谷さん、新井さん…」と、オーダーを口にしたうえで「切れ目がないので無駄な四球を出さないように、先頭打者を抑えることを意識したい」と意気込んだ。

 佐野日大高時代に甲子園の出場経験がない沢村にとって、聖地の土を踏むのは初めて。練習を終えると「広いですね」と感慨にふける場面もあった。この日は両翼のポール間を走って調整。左中間、右中間が深いグラウンドの特徴を身をもって確認した。本塁打が出にくい甲子園では、当然ながら配球の傾向も変わってくる。「コースを重視するか、高低を重視するか。そのとき感じるものを大事にしたい」。運はなくとも相手を圧倒する投球ができれば、白星は自然と転がり込む。剛腕は自分自身の力で初勝利をもぎ取る。(永山陽平)

 

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