新技術・新製品
東北大など、胃腸薬で視細胞の死抑制−網膜剥離の治療に道
掲載日 2011年04月19日
東北大学の中澤徹准教授や米ハーバード大学などの研究チームは、光を感知する「視細胞」の死を抑える薬の候補分子を発見した。
網膜剥離が原因で起こる視細胞の死を防ぐため、胃炎や胃潰瘍の治療薬として使われているゲラニルゲラニルアセトン(GGA)に着目。変性したたんぱく質を修復する「ヒートショックたんぱく質(HSP)」を、GGAが眼球中に生成し、視細胞の死を抑えることを示した。既に臨床で利用している薬の中で、網膜剥離が原因で起こる視細胞死を抑える薬剤の発見は初めて。網膜剥離の治療薬の開発が期待できる。
眼の網膜中には光を感知する視細胞があり、受けた光を視覚情報として脳に伝える。
マウスにGGAを飲ませると、眼球内にHSPが作られることに着目。網膜剥離を起こしたマウスにGGAを与えると、GGAを投与しない場合に比べ、死ぬ視細胞の数を減らせることがわかった。
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