2011年4月5日14時1分
東京電力は5日、福島第一原発の取水口付近の海水の放射能汚染に関するデータを公表した。炉内からとみられる汚染水の漏れが見つかった2号機では基準値の750万倍だった。東電はこの漏れが周辺の海水汚染の原因とみている。
2日に採取した1〜4号機の取水口付近の海水の放射性物質を調べた。2号機ではヨウ素131で基準値の750万倍の1立方センチあたり30万ベクレルを検出。1、3、4号機は基準値の35万〜48万倍ほど。東電では、2号機取水口付近の漏れが、海洋汚染の主原因とみている。