元横綱朝青龍らの八百長疑惑を報じた「週刊現代」の記事をめぐる民事訴訟で、日本相撲協会側が虚偽の主張や立証で勝訴し賠償金をだまし取ったとして、敗訴が確定している発行元の講談社が19日、当時の理事長北の湖親方(元横綱)や元力士ら5人に対する詐欺容疑での告訴状を警視庁に提出した。
ほかの4人は、前竹縄親方(元幕内春日錦)、元豊桜(元幕内)と元安壮富士(同)、元十文字(同)。
講談社は告訴状で、日本相撲協会などが2007年に提訴した複数の訴訟で、北の湖親方ら5人が「過去にも現在にも八百長が行われたことはない」などと主張して勝訴。裁判所を欺き、遅延損害金を含む総額約855万円の損害賠償を受けるなどしたとしている。
告訴状の提出について、日本相撲協会は「現時点ではお答えできない」としている。
(2011年4月19日)
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