バース氏 ブラ&マー砲チーム打撃に徹せ

 開幕から6試合で打率1割台と物足りない成績のマートン
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 開幕から6試合で打率1割台と物足りない成績のマートン

 虎の史上最強助っ人、ランディ・バース氏(57)が18日、デイリースポーツを通じてクレイグ・ブラゼル内野手(30)とマット・マートン外野手(29)に激励メッセージを送った。開幕から2カードを終了し、ともに打率1割台と本領を発揮できないでいるブラマー砲への“神のお告げ”。大先輩の言葉を胸に、さあ、甲子園でG倒や!!

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 ブラゼルとマートンに“神の言葉”が届いた。異国の地・アメリカから、両助っ人、そしてチームの動向に目を光らせていた、その人の名はランディ・バース。現在、オクラホマ州議会の上院議員を務める生きる伝説は、どんなに離れた場所にいようとも猛虎のことを忘れたことなど片時もない。

 「今年の阪神タイガースには大いに期待しています。個人的にはブラゼル選手とマートン選手に、現役時代の私と照らし合わせながら注目しています」

 開幕から6試合を終了し、チームは3勝2敗1分けで首位をキープ。一方でブラゼルは24打数3安打、打率・125。マートンも26打数4安打、打率・154と物足りない成績に終わっている。まだ開幕したばかりとはいえ、苦しむ両選手の現状を知り、バース氏が口を開いた。19日からの宿敵・巨人との伝統の一戦を前に、2人に向けたメッセージを寄せた。

 「今年から統一球になると聞き、打球感覚も変わり苦労すると思いますが、重要なのは自分のバッティングスタイルを信じ、チームバッティングに徹すること!そうすればおのずと打率、ホームランと結果は付いてくると思います。今年は阪神タイガース優勝の原動力となることを期待しています」

 昨季、最後まで本塁打王のタイトルを争ったブラゼルと、シーズン安打数の日本記録をマークしたマートン。親日派の先輩助っ人として、2人が本領発揮することが、ひいては今の日本に元気を与えることにつながると信じている。

 「日本プロ野球も震災による影響を受け大変な時ですが、プロ野球だからこそ出来る活動があると思いますし、プロ野球はさまざまな人たちに勇気を与えられると信じています」

 1985年。打率・350、54本塁打、134打点の成績で3冠王に輝き、チームを日本一へと導いたバース氏。それ以来の頂点に君臨するためには、ブラマー砲の爆発が欠かせない。

(2011年4月18日)

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