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2011年4月18日(月) 19:30 |
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震災、就職活動にも影を落とす
岡山理科大学に通う4年生の金野頌子さんです。 大学で学んでいる昆虫の生態行動学を仕事に活かしたいと現在、農薬製造会社などを目指して就職活動中です。 しかし、震災以降就職活動の状況は一変してしまいました。
金野さんは、地震・津波で大きな被害を受けた宮城県石巻市出身です。 実家は高台で無事でしたが、就職を希望していた東北の地元企業は、甚大な被害を受け採用中止。 今は少しでも実家の近くにと、関東地方への就職を希望していますが、やはり震災の影響で採用延期や中止が相次いでいます。 ただでさえ不況のあおりで苦戦を強いられてきた大学生の就職戦線です。 そんな中、岡山理科大学では、昨年度の求人数が前年度から24%増と、中小企業を中心にようやく求人が持ち直してきた矢先の震災でした。 被災地出身の金野さんは、就職活動自体を続けていてもいいのかという思いも抱いています。 自らの将来を左右する就職活動の最中に起こった大震災です。 就職活動をする学生には、戸惑いと先行きの見えない日が続いています。
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