April 17, 2011

チャイコフスキー記念東京バレエ団『ラ・バヤデール』17日

マリインスキーで長年活躍し、現在はノヴォシビルスク・バレエの芸術監督イーゴリ・ゼレンスキーが、サラファーノフの代役で来日。踊り盛りは過ぎているが力で押すジャンプは健在で、雑なポジションすら雄々しさに結びつける。スケールの大きな踊りが舞台を圧倒した。存在感たっぷりの益荒男が、婚約者と恋人の幻に振り回されるのも見所の一つ。ニキヤの小出領子はゼレンスキーと並ぶと小柄な体型が際立つ。登場時からそこはかとない影があり、全身を使った踊りは情感豊か。欲を言えば影の王国以降の変化にもう一工夫欲しい。マカロワ版はクラシックバレエの面白みに加え、安定感のある演出と派手なセットが舞台を盛り上げる。キャストは苦行僧に松下裕次、大僧正に木村和夫、ガムザッティに田中結子、婀娜っぽいブロンズ像に宮本祐宜。(森本ゆふ 2011/04/17 15:00 東京文化会館大ホール)

outofnice at 22:26短評 
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