プーチン氏、今度はアイスホッケー披露　深夜に猛練習？

　今度はアイスホッケー選手――。ロシアのプーチン首相が１５日、モスクワのルジニキ競技場でジュニア・ホッケー・トーナメントの決勝前日の練習に参加、スケートの腕前を披露した。

　「プーチン」と記された背番号１１の真っ赤なユニホームとスティックを手にリンクに登場。子どもたちに交じっての練習で２度のシュートも決めた。

　首相は２月、スケートができるようになるとジュニア選抜チームのメンバーに約束。「ゼロから練習を始め、仕事を終えた深夜にスケート場に通った」（ペスコフ報道官）という。イタル・タス通信は「プーチン首相はいつも自分の約束を果たす。今回も例外ではなかった」と伝えている。

　ロシアでは来年春の大統領選に向けて、メドベージェフ大統領とプーチン首相のどちらが立候補するのかに関心が高まっている。双方とも出馬の可能性を排除しておらず、ともに世論へのアピールも強めている。（モスクワ＝副島英樹）