2011年 4月 18日
避難者支援へ 所在地確認スタート
東日本大震災の被災者支援に役立てます。全国に避難した被災者たちの所在地などを確認する情報システムの受け付けが18日から岡山市で始まりました。これは、被災者の所在地などを把握し避難前に住んでいた県や市町村から見舞金などの給付や国民健康保険などの再発行など様々なの生活支援情報を素早く提供しようというものです。岡山市では18日から4つの区役所と支所、地域センター合わせて20カ所の窓口で受け付けを始めました。岡山市では、市営住宅に被災者2世帯13人が避難していますが、個人宅に避難していて住所の把握が難しい場合も予想され、このシステムに登録して生活再建に役立ててほしいと話しています。このシステムは全国の市町村で今月25日までの受け付け開始を目指しています。

物産フェアで被災県を支援
香川県の浜田知事は被災した4つの県の物産フェアを開催し、売り上げを義援金として送ることを18日の定例会見で明らかにしました。物産フェアでは岩手、宮城、福島、茨城の東日本大震災で被災した4つの県の物産品を販売します。品物は宮城の牛タンカレーや茨城の落花生など菓子や加工品約160品目で、いずれも各県から100万円分を購入し、売り上げから経費を差し引いた金額を義援金にあてるということです。今月25日から4日間は県庁ロビーで、来月3日からはサンポート高松と丸亀お城まつりの会場で開催する予定です。また浜田知事は民間企業への委託や県が直接、雇う方法で被災者15人を新たに雇うほか今後、県内で約400人を優先的に雇用する考えを示しました。

小学生がカッターこぎに挑戦
一足早く海のシーズン到来です。玉野市の渋川海水浴場で恒例の海事研修が始まり、児童たちがカッターこぎに挑戦しました。これは仲間と力を合わせることの大切さを学んでもらおうと岡山県内の小中学生を対象に毎年行われているもので今年で63年目になります。初日の18日は笠岡市立中央小学校の5年生134人が4艇のカッターボートに乗り込んで、大きなオールを力いっぱい漕いでいきました。雨足が強まる中、子供たちは慣れない動きに悪戦苦闘。少しでも手を緩めると指導員の檄が飛びます。少しずつ慣れてくると連帯感が生まれ、息のあったオールさばきで約3キロを漕ぎ進めました。この海事研修は11月まで行われ、約1万8000人の小中学生が参加するということです。

琴平町の小学生が木戸芸者に挑戦
香川県琴平町で開催中の四国こんぴら歌舞伎大芝居を盛り上げようと18日、地元の小学生が独特の言い回しで役者や演目を紹介する木戸芸者に挑戦しました。木戸芸者に扮したのは、琴平小学校の6年生です。児童約30人が集まり、木戸芸者のほか来場客の案内などを手伝いました。この木戸芸者は、町民の手でこんぴら歌舞伎を盛り上げたいと3年前、商工会青年部のメンバーが再現したものです。今年は、町内3つの小学校の約100人の児童が放課後などを使って練習を重ねてきました。児童たちが挑戦するこども木戸芸者は、今月22日にも行われ、こんぴら歌舞伎を盛り上げます。

妻殺害容疑の夫 依然動機を供述せず
16日、津山市の自宅で妻をナイフで刺し殺害したとして逮捕された78歳の夫は警察の調べに対し、依然詳しい動機を供述していません。殺人の疑いで逮捕された津山市堀坂の無職、香山正人容疑者(78)は18日朝、岡山地検に身柄を送られました。警察の調べによりますと香山容疑者は16日、自宅で妻の淑恵さん(75)の首など数カ所を刃渡り9センチの折りたたみナイフで刺し殺害した疑いです。香山容疑者は自ら110番通報し、駆け付けた警察官に血のついたナイフを差し出しながら「このナイフで妻を刺した」と話したため現行犯逮捕されました。警察が動機について追及していますが、香山容疑者は「分からない」と繰り返しているということです。