運転手“居眠りしてしまった”
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運転手“居眠りしてしまった”

4月19日 4時24分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

18日、栃木県鹿沼市で登校途中の小学生の列にクレーン車が突っ込み、4年生から6年生までの児童6人が死亡した事故で、逮捕された運転手は、事故当時の状況について「居眠りしてしまった」と供述していることが、警察への取材で分かりました。

この事故は18日朝、栃木県鹿沼市の国道でクレーン車が反対車線を突っ切って歩道を歩いていた登校中の小学生の列に突っ込んだものです。近くにある北押原小学校の4年生から6年生までの児童合わせて6人がはねられるなどして死亡しました。警察は、クレーン車を運転していた栃木県日光市の運転手、柴田将人容疑者(26)を自動車運転過失傷害の疑いでその場で逮捕し、今後、容疑を自動車運転過失致死に切り替える方針です。これまでの取り調べに対して柴田容疑者が「人をはねたかどうかは覚えていない」などとしたうえで、事故当時の状況について「居眠りしてしまった」と供述していることが、警察への取材で分かりました。この事故を目撃した男性は「運転手はハンドルを両手で抱え込むようにしていて、顔を下に向けて伏せていた。その後、道をそれて小学生の列に突っ込んだ」と話しています。柴田容疑者は17日は仕事は休みで、18日は、市内の工事現場に向かうため会社を出て700メートルほどの所で事故を起こしています。警察によりますと、クレーン車は制限速度50キロのところを40キロ程度で走っていたとみられるということです。警察は、運転を始めてまもなく事故を起こしていることなどから、前日の行動や日ごろの勤務状況について関係者から話を聴くなどして事故の詳しい原因を調べることにしています。