倉敷市の連続路上強盗事件で、倉敷署などの合同捜査班は14日までに、強盗致傷や恐喝などの疑いで、同市真備町箭田、配管工東森光容疑者(20)=強盗致傷罪などで起訴=ら10人を最終送検した。
10人の送検容疑は昨年5〜8月にかけ、倉敷市四十瀬の路上で帰宅中の同市、女性(69)を金属バットで殴るなど、恐喝やひったくりなどを含め25人から計約230万円相当の金品を奪った疑い。
同署によると、10人は中、高校の同級生らで、水島、玉島地区など倉敷市西南部を中心に数人ずつで犯行。夜間、自転車に乗った被害者に1人が故意に接触して、言いがかりをつけるなどしていたという。
東森容疑者らは容疑を認め、「金が欲しくておやじ狩りを計画したが、より確実に金品を奪える中高年の女性を狙った」「奪った金は飲食費やパチンコ代に使った」と供述している。
他に送検されたのは、同市児島味野、配管工喜田成司(20)▽浅口市金光町下竹、同二宮一成(21)▽岡山市南区当新田、建設作業員吉田竜也(21)▽浅口市金光町占見、会社員大橋靖紀(21)▽同市、会社員男性(21)の5容疑者と、高校生を含む倉敷市などの4少年。会社員男性を除く4容疑者と、少年1人は強盗致傷罪などで起訴されている。