被災地からの報告 阪神震災とは違う実情

被災地からの報告 阪神震災とは違う実情 (整形版)

NPOユニバーサルデザイン研究機構http://www.ud-web.com/)の横尾からメールより本サイトに転載し、読みやすいようにレイアウト致しました。文章は原文のままです

なお、最新の活動状況は、日本ユニバー震災対策チームのページからご覧になって頂けますので是非そちらをご覧ください。

3/1813:30 更新

 

いですが、是非何度もお読み頂き、可能な範囲で情報発信をお願いします

★遅くなってしまい申し訳ございません。被災地入りは大きな収穫がたくさんありました。ヘリの燃料が無くなり、最大の被害地気仙沼に残ることになり、21時間かけてやっと帰りました

★今後は、迅速に対応いたします。

★まったくTVにも出ていない部分もあり、すごい状況でした。支援物資がまったく届いていない地域がかなりありましたが、そこへ届ける陸路を開拓してきました

仙台気仙沼から福島まで何箇所か避難所を回りましたが、本日明日に物資が枯渇し、死の危険があります。詳しい物資一覧はHPにアップ予定です

★★最新情報です★★

ボランティア団体などへの個別の支援はしにくいと感じていた企業や個人の方、本当に人命をつなぐチャンスです!!!

●私たちの立場と役割について

私たちは一般的な支援ボランティアグループとは異なります

私たちは、部品としては良いものが集まっているが、全体としてはチグハグになったりもったいない結果が出てしまうものを、きちんとスムーズに機能するようにコーディネートする専門家集団として、特殊な任務を担っています。それは、「国、自治体赤十字自衛隊企業市民グループ、個人ボランティア、それぞれが力を発揮できるようにする」ということです

まず始めに気づいたのは、部分的な情報を持っている人は沢山いるけれど、誰も全体の情報を把握していないという事実です

私たちは、震災発生から3日間、国や企業NPO等様々な協力を得て、ヘリや陸路で現地を回り、全体を把握するためのリサーチを行いました。そして、大切な気づきが沢山ありました。この1回には書ききれませんが、一つずつ、お伝えしていきます

重要●皆様に知っていただきたい事実

今回の震災は非常に特殊です

規模が大きさ、被災範囲の広さ、それに加えて、津波による水没。

阪神淡路等の地震と最も大きく異なるのは、自治体が機能していないのではなく、津波に流され存在自体がなくなっている地域が多数あることです

それにより、必要な支援のあり方が大きく異なり、阪神淡路経験では通用しません。

これは、自治体経由の物資やもちろん、赤十字や国の対策本部や自衛隊からの救助や支援や配給がまったく届かない自治体存在自体がなくなった地域」が多数あるということです

これは実は難しい問題です。なぜなら、阪神淡路経験から混乱を避けるため、すべての配給や救助が自治体経由になっているため、自治体存在しない地域への支援の仕組みがありません

やる気がないのではなく仕組みがない。自治体も県も、警察自衛隊も、国交省も支援団体も生き残った避難民も何とかしたい。でも出来ない。

ここを変えるのが私たちの役割です。私たちは、各機関や個人が本当に役に立つカタチで動けるように、コーディネートを行っています。

今回、コーディネートが成功し、市民団体や個人ボランティアを筆頭に、自治体も県も、警察自衛隊国交省、みんなが頑張ってくれたお陰で、少なくとも数千人の避難民の現時点生命維持に繋がりました

今、「阪神淡路に基づく間違った情報」(自治体に集中、自治体に問合せ、現地に入るな)がせっかく助かった命を危機にさらしています。

今、最も重要なのは、この記事を読んでいる皆様を通じて、多くの人が何が起きているかという全体を理解していくことだということを痛感しています。

重要●皆様に知っていただき、情報発信していただきたいこと

(特に企業行政担当者に、皆様からご連絡いただけると助かります。)

今、「阪神淡路に基づく間違った情報」が流れることで、被災地の命が危ない状況です

出来るだけすばやく、多くの人にこの情報を伝えてください。

現在活動している市民団体NPOボランティアは、「非常に優秀」です阪神淡路と違い、高速に規制があったり、津波の水で陸路が絶たれたり、ガソリンが無かったり、という状況で、自治体が入れないところまでいって、活動しているのです。現時点で、最も確実に、不足地域への支援を行い、命を繋げています。

しかし、阪神淡路でのボランティアイメージから寄付や支援物資や設備提供を断られていることろが多いのが現状です

私が気仙沼の命をつなぐために利用させていただいたヘリコプター。ヘリも個人持ち出し、パイロットボランティア、燃料数百万も持ち出し。集まった寄付はたった10万とのこと。それでもみんな自腹を切って、活動しています。現時点で活動できているところは本当に優秀です

国や赤十字への寄付や支援も重要です。私も電話してみましたが、支援をすると発表を行っている大企業数社に問い合わせましたが、NPOから物資や資金の援助の依頼は沢山来るがすべて断っているところが多いです

しかし、復興段階まで行かず生命維持が本当に危ういのは、「自治体不在の孤立被災地」であり、それを担っているのは、NPOボランティアなのです

是非この事実を、多くの個人、そして企業地震対策本部に伝えてください。

私たちが実際に行って確認したところ、気仙沼地域も、自衛隊自治体の配給も赤十字も一切来れていませんした。(連絡はしましたが、自治体が無いので、現在も同様)

一方、極少数の物資でしたが、ボランティアが届けた物資がありました。3日間、200~300人の赤ちゃんがたった1缶のミルクを別けているという状況でした。(もちろん赤ちゃんけが逼迫していたわけではありません。この問題も、前回のメールがキッカケで、「個人」の物資支援により、命を繋げました)

今動いている市民チームやボランティアを探して、寄付や物資を届けると、本当に変わってきます企業についても社内の社員の方から、そしてお客様の声として、届けてください。企業も動かせると、だいぶ変わります

勘違いしないで頂きたいのは、生き残っている人が多い地域への支援を担当する国や赤十字への支援や寄付重要なのです。そこに出したから、「市民チームやボランティアに出さないというアンバランス」が問題なのです

私たちが到着する前日、気仙沼のある避難所津波が来てしまい約50人が病院に取り残され、周りの水で出られなくなった上、水をかぶってしまい、私たちから要請を出し、自衛隊による救出がされましたが、30名は寒さで亡くなってしまいました。雪が残る地域です。着換えが届いていれば、救えたかもしれない命です

ただし、企業も本当に命に繋がる活動をしたいという思いがあって、だからこそ、阪神淡路経験からボランティア団体には出さず、赤十字や国に集中するという選択をしています。何が今起きているのかという情報が足りないだけなのです

本当にみんな一生懸命です。その事は理解したうえで、アクションをお願いします

◎お願いしたいアクション

●救援物資提供ボランティア

私たちがまずやったのは、命の危ない「自治体不在の孤立被災地」の生命維持です。詳細は後々アップしますが、気仙沼をはじめ、様々な配給の届かない避難所を回り、なんとか数千人の命を生命維持に繋げましたしかし★非常に過酷な状況です

★特に重油軽油灯油ガソリンの調達方法を探ってください。タンクローリーなどで南から送りたいです静岡山梨より上はもう枯渇してきています。支援物資を届けるためのガソリン、雪の残る地域で凍死しないための灯油必要です継続的に必要です

  • 今回の災害は範囲が非常に広く、足りているものは一つもありません。
  • 通常の食べ物と水ももちろん重要ですが、それ以上に、生死を別けている物資が数多くあります
  • 詳しくは、WEBページにアップいたします。

【受付窓口の設置】

被災地での受入体制の構築】

どこで何が足りないかタイムリーにわかるのは被災者です

「受入拠点」では自身も被災者ボランティアが、そこで受けつけた物資を逼迫した避難所に配ります。(仙台では石巻まで配りに行ってもらえるそうです。)「最終運搬者を被災者に担ってもらう」ことで、物資が必要なところに届くようにしています。

【運搬について】

ガソリンの枯渇により、送る頻度に影響が出そうです

自分で車もガソリンも出してくれる運搬ボランティア」が必要な状況です

●人的支援ボランティア

可能な勤務地、可能時間数や日数、出来ることなど連絡ください。

情報発信ボランティア

発信できる先と連絡先を教えてください。

募金

個人、企業から募金を募集しています。以下の口座にお振込お願いいたします。

三菱東京UFJ銀行 四谷支店(ヨツヤシテン)
名義 特定非営利活動法人 日本ユニバーサルデザイン研究機構
口座 店番号 051 普通 0016109

また、お振込手数料は、支援者様のご判断にお任せいたします。

<対策本部から約束

  1. 全額を、生存者の命を最優先に、東北地方地震の支援に関わることに使用させて頂きます
  2. 資金使用時には、レシート又は、記録を必ず残し、後日、公表します。
  3. プロジェクトが終了した時点の残高を、ご入金額割合に応じて、返金を致します。例)1万円の資金提供場合で、総資金提供金額が100万円で残金10万円の場合10分の1の1千円の返金となります。※注:資金を有効に活用するための方策として。

<ご入金頂く皆様へお願い>

1.ご入金の際は、入金前後メール又はお電話にて、

(複数人数でまとめてお送り頂く場合は、代表者の方)以上3点をご連絡下さい。1万円でも数名の命を繋げます。どうぞよろしくお願いします

●Q&A
ボランティアしたいんだけど、寄付がいいの?
今はボランティアのほうが良いです。お店も全部流れているところが多いですので物理的に購入できません。ただし、沢山の心構えと物的準備が必要なので、問い合わせてください。私たちがボランティアの受入れ態勢を整えた被災地の拠点で活躍の場があります。もちろん自宅でできるものもあります
寄付したいんだけど。
是非、市民団体ボランティアグループへお願いします。面倒かもしれませんが、その一手間が命を救います。
自治体に問い合わたほうがいいのでは?
今、命の危険があるのは問合せができる電話線などが機能している自治体はなく、電話も繋がらない、ガス・電気・水も止まり、そもそも自治体建物も人も物資もなくなってしまった「自治体不在の孤立地域です。問い合わせても、繋がりません。
NPOの窓口を通して送って欲しい」それが生き残った拠点避難所被災者言葉です自治体存在しない地区ではNPO自治体の役割を担っています。
Qなにか私も出来る事がないでしょうか?
今本当に被災者希望していることは、「物資提供」「労働力提供」「場所提供」「設備や車の提供(企業)」「資金提供」そして「情報発信」があります
自宅で出来ることも沢山ございますので、少しでも支援をしたいという気持ちのある方は、info@npo-uniken.orgへ「ご協力形態希望」とともに、「名前」「電話番号」と「メールアドレス」の3点を送信下さい。

●経緯●

12日に医療機関から、一切支援物資の届いていない気仙沼市本吉町への支援要請がありました

現在東北地方物流が支援を必要としている地域程、マヒしています。結局、1日かかってヘリコプターを出すことに成功。しかし、この1日は「わずか1日」というべき時間で、そのために、ヘリの所有者、運転士の方その他物資を提供くださったたくさんの方にご協力いただきました

要請により、気仙沼市孤立被災地発見被災地内で最も残存機能が充実している施設を「受け入れ拠点」とし、「障害者高齢者等の受け入れ」や「他の避難所」への「受入態勢の構築」を行いました

現在東京新潟に物資の受付窓口を設置し、毎日物資を配送中です。現時点で、福島等も含め、3箇所の被災地で「受入拠点」を構築し、そちらも毎日配送中で、毎日様々な被災地から情報が入る体制が整いました

追伸

今回のメーリングリストについて、不快に感じられた方へ

■内閣府認証 特定非営利活動法人
■日本ユニバーサルデザイン研究機構
■ユニバ震災対策本部
■「生きている人数を最大限にする。=死者を最小限に抑える」という軸で
■すべての救援活動全体をコーディネートし活性化していきます。
■そのためには、皆様のご支援・ご協力が重要です。