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七十七銀行 公的資金を検討

4月18日 15時15分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東北最大の地方銀行で、仙台市に本店がある「七十七銀行」は、震災で被災した中小企業から、今後、多くの資金需要が見込まれ、銀行の財務基盤を強化する必要があることから国に公的資金の投入を申請する検討に入りました。

仙台市に本店がある七十七銀行は、震災の被害で17日現在で16店舗が営業を停止しており、取引先の多くの中小企業が被災しました。七十七銀行は、被災した中小企業から、今後、多くの資金需要が見込まれ、銀行の財務基盤を強化する必要があるとして、金融機能強化法に基づいて国に公的資金の投入を申請する検討に入りました。被災地の銀行では、仙台市に本店がある「仙台銀行」も公的資金の申請を検討していることが明らかになっています。金融庁は震災の復興に向けて、金融機関に公的資金を投入しやすくする方針で、法律の改正案を今の国会に提出し、早期の成立を目指したいとしています。七十七銀行は、総資産が去年9月末の時点で、5兆9000億円余りと東北で最大の地方銀行で、今後、被災地のほかの銀行にも、こうした動きが広がることが予想されます。