原巨人、因縁ルーキーに脱帽…

 5回途中4失点で降板する先発のゴンザレスと打つ手なしの原監督(右)(撮影・持木克友)
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 5回途中4失点で降板する先発のゴンザレスと打つ手なしの原監督(右)(撮影・持木克友)

 「広島4‐3巨人」(17日、マツダ)

 因縁の相手にやられた。巨人は福井に7回を6安打2得点に抑え込まれ、2連敗。原監督は「粘り強く放られたというか、放らしてしまった。球種もあるし、気持ちも強そう。非常にいいピッチャーが入ってきたと思いますよ」と脱帽するしかなかった。

 巨人としては05年の高校生ドラフトで当時、済美高の福井を4巡目で指名したが入団を拒否された。メンツにかけても打ち崩したいところだったが、“初もの”に弱いというジンクスも生きていた。

 右腕の絶妙なコンビネーションの前に打ちあぐね、翻弄(ほんろう)された。小笠原、ラミレスの3、4番が無安打に封じ込められたのも痛かった。ラミレスは「いい球を投げていたし落ち着いていたね」とお手上げで、小笠原も「丁寧に投げていた」と険しい表情だった。

 だが今季の福井との対決はこれで終わりではない。指揮官は「対策をこれから考えないといけない」と明言。いずれにせよ、逃がした魚は大きかったようだ。

(2011年4月17日)

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