4月18日のながさきニュース
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長崎新聞
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伊藤長崎市長射殺から4年 市民や遺族ら事件現場に献花

| | 献花台にヒマワリなどを手向け、手を合わせる関係者ら=17日午後7時51分、長崎市大黒町 |
2007年4月、伊藤一長長崎市長=当時(61)=が暴力団幹部だった城尾哲彌被告(63)=殺人罪などで無期懲役判決、上告中=に銃撃、殺害された事件から4年となった17日、同市大黒町の事件現場には献花台が置かれ、市民や遺族らが花を手向け、平和な社会や暴力追放への決意を新たにした。
献花台は市が設置。職員を代表して市安全安心課の山下雅寿課長(55)が伊藤さんが好きだったヒマワリを献花。「伊藤前市長は仕事に厳しかったが笑顔がとても印象的だった。誰よりも平和に対する思いが強く、それを受け継いでいきたい」と誓った。
事件発生時刻の午後7時52分には遺族や旧伊藤後援会の人たちが集まり、黙とう。遺族は込み上げる悲しみをこらえながら献花した。元後援会員の同市大鳥町の野口忠治さん(63)は「あの日が昨日のことのように思い出され涙が出てくる。なぜ暴力という手段で訴えたのか。悔しい」と唇をかんだ。
17日告示された長崎市長選に立候補した3候補者も献花に訪れた。
一方、旧外海町の長崎市下黒崎町にある伊藤さんの墓を訪れる人も。50代の市職員は「悲しい出来事を風化させず、安全で平和な社会の大切さを市民と共有できるように努めていくことが大事だと思う」と語った。
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