2011年 4月 17日
高松市長に大西氏が無投票で再選
統一地方選後半戦となる市長選が17日告示されました。高松市長選は現職の大西秀人さんが無投票で再選を果たしました。任期満了に伴う高松市長選は無所属で現職の大西秀人さん(51)以外に立候補の届け出がなく、大西さんが前回に続き無投票で当選しました。元総務省官僚の大西さんは4年前高松市長に初当選し、中心市街地に都市機能を誘導する「コンパクト・エコシティ」構想などを掲げ、街づくりに取り組んできました。人口約42万人の高松市は少子高齢化対策や財政再建などの課題を抱えていて、2期目がスタートする大西さんの手腕が期待されています。

東かがわ市長選告示
東かがわ市長選も17日告示され、現職と新人による一騎打ちとなりました。東かがわ市長選に立候補したのはいずれも無所属で届け出順に新人で前の市議の安倍正典候補(64)と現職で再選を目指す藤井秀城候補(59)の2人です。立候補の届け出は午後5時で締め切られ、現職と新人の一騎打ちとなりました。8年前3つの町が合併して誕生した東かがわ市では定住人口の減少や財政建て直しなどが課題となっています。投票は今月24日に行われ、即日開票されます。

高松市で4人死傷の事故
17日未明高松市で1人が死亡、3人が重軽傷を負う交通事故があり、高松ブロックに死亡事故多発警報が発令されました。17日午前0時半ごろ高松市栗林町の国道11号線で、乗用車が反対車線に進入し、前から来た軽乗用車と正面衝突しました。この事故で軽乗用車を運転していた高松市多肥上町の飲食店店員中西里子さん(45)が全身を強く打って死亡した他、乗用車に乗っていた3人が重軽傷を負いました。警察では乗用車を運転していた多度津町に住む18歳の会社員の少年を自動車運転過失傷害の疑いで現行犯逮捕し、容疑を過失致死に切り替えて調べています。取り調べに対し少年は、「右側車線を走っていたオートバイを右から追い抜こうとしていた」と話していて、警察ではハンドル操作の誤りが事故の原因と見ています。この事故で香川県内で今年に入っての交通事故による死者は25人となり、高松ブロックに死亡事故多発警報が発令されました。

後楽園で栄西茶会
中国からお茶の文化を伝えたとされる臨済宗の開祖、栄西をしのぶ茶会が岡山市の後楽園で開かれました。栄西茶会は毎年この時期に行われていて、今回で66回目を数えます。臨済宗の開祖である栄西は現在の岡山市出身で、中国からお茶の種を持ち帰り栽培したことで、庶民にお茶を飲む風習を広めたと言われています。栄西をしのび献茶式が行われたほか、園内には表千家や裏千家など茶道の6つの流派が集い、8カ所の茶席が設けられました。訪れた人は春の穏やかな日差しの中、名園での一服を楽しんでいました。