政治日米外相会談 クリントン長官 東電工程表の米分析を表明 原発事故収束に協力表明2011.4.17 21:29

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日米外相会談 クリントン長官 東電工程表の米分析を表明 原発事故収束に協力表明

2011.4.17 21:29

 クリントン米国務長官が17日、来日し、都内で松本剛明外相と会談した。クリントン氏は会談後の共同記者会見で、東京電力福島第1原子力発電所の事故について「米国の専門家は前代未聞の規模の危機だと認識している」と指摘した。東電が同日公表した事故の収束に向けた工程表について、松本氏から内容分析を依頼されたクリントン氏は「できる支援はすべて日本に提供したい」と述べた。

 松本氏は東日本大震災や原発事故への米国の支援に対し謝意を表明。クリントン氏は「日米の非常に強い友好の絆を示すために来日した」と応じた。

 会談では震災復興計画の具体化に際し、両国が官民一体で推進していくことで合意した。クリントン氏は「復興の過程でも揺るぎない支援を約束したい」と述べた。

 記者会見には日本経団連の米倉弘昌会長と米商工会議所のドナヒュー会頭が同席し、緊密な連携をアピールした。

 ただ、月末開催で調整していた外務、防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)は、原発事故対応の優先で先送りされた。17日の外相会談では菅直人首相の6月下旬の訪米に向けて、早期に2プラス2を行うことで一致した。

 クリントン氏は17日午後、官邸で首相とも会談した。首相は「原発事故の教訓を国際社会と共有し、役立てていく責務がある」と述べた。

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