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海水の放射性物質、最高値 福島第一の30キロ沖

2011年4月12日23時40分

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 文部科学省は12日、海水や大気の放射能汚染の調査結果を発表した。福島第一原発の東約30キロの沖合で、表層の海水からヨウ素131が、基準の2倍を超える1リットルあたり88.5ベクレルを検出した。セシウム137も基準(90ベクレル)を下回るものの71.0ベクレルと、いずれもこれまでの最高値を示した。

 海水は11日午前に採取。ほかの3地点でも、ヨウ素が基準の4分の1ほど検出された。

 大気中の放射線量は、各地でわずかな減少が続いているが、福島など7都県で依然、平常の最大値を上回っている。

 福島県内では、原発から20キロ圏外で観測地点が増加された。「計画的避難区域」にすべきか判定するデータを集めるのが目的。この結果、原発から20キロ付近の浪江町川房で毎時46.0マイクロシーベルトと高い値を観測した。30キロ圏内の葛尾村では、地点によって1.8〜22.2マイクロシーベルトと開きがあった。

 3月23日〜4月11日の積算放射線量で最も高いのは、浪江町赤宇木の15.06ミリシーベルトで、飯舘村長泥の8.76ミリシーベルトが続いた。

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