2011年4月13日0時27分
東京電力福島第一原発で12日、高濃度の放射能汚染水を回収する作業が始まった。
東電によれば、同日夜、2号機のタービン建屋外の坑道にたまった汚染水を、ポンプを使って復水器の中に移し替える作業を開始。700トンを約2日間かけて回収する予定という。
坑道には6千トン近い汚染水がたまっているとみられ、残りは集中廃棄物処理施設(容量約3万トン)という敷地内の別の施設に移し替える準備を進めている。
2号機坑道の汚染水からは、毎時1千ミリシーベルト以上という極めて高い放射線が検出され、作業の支障になっている。汚染水の量は1、3号機のタービン建屋周辺も含めて計6万トンと推定されている。