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【プロ野球】

横浜1444日ぶり首位 セパ共に昨年最下位が躍進

2011年4月17日 紙面から

9回表2死一、三塁、中前に同点適時打を放ち拳を上げる横浜の石川=神宮で

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◆ヤクルト6−6横浜

 横浜ベンチは総立ち。引き分けだったのに、まるでサヨナラ勝ちしたかのようなお祭り騒ぎだ。試合後の第一声で「面白い試合だったねぇ〜」と語った尾花監督は、笑いが止まらなかった。

 序盤は村中に封じられ、5回までは0−4。それでも「『きょうも追いつける』『まだいける』って声が出てた。諦める選手はいなかった」という村田が6回に2ランを放ち、反撃ののろしを上げた。8回には村中を引きずり降ろし、1点差に迫って迎えた9回には、相手の守護神・林昌勇から石川が値千金の同点打。「あそこから追いついたんだから、勝ちに近い引き分け。ベンチのみんなが打たせてくれた」と石川も興奮気味に語った。

 前日(15日)は金城の代打3ランで逆転勝ち。この日は“節電ルール”が適用されて時間切れになったものの、6回以降に6点を挙げる粘り強さで負けなかった。5併殺も、指揮官は「積極的にいった結果。それを怖がると攻撃できなくなる」と容認し、「諦めない。これが今のベイスターズ」と胸を張った。

 デーゲームを終えて引き揚げた後、夜に“朗報”も飛び込んできた。ナイターで巨人が負け、阪神が引き分け、首位タイとなったのだ。首位になるのは2007年5月3日以来、実に1444日ぶり。まだ5試合をやっただけではあるが、首位というのも紛れもない事実だ。昨年は3年連続最下位に沈み、身売り騒動も勃発したが、今年は明るい滑り出しとなった。 (竹村和佳子)

 

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