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【グラニュース】


楢崎に顔面パイ

2011年4月16日 紙面から

35歳の誕生日にパイと生卵の祝福を受けた楢崎(右端)=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで(木本邦彦撮影)

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 名古屋グランパスのドラガン・ストイコビッチ監督(46)が15日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで粋な演出をした。練習後、選手全員を集めミーティングを開くように見せかけたが、実はこの日が35歳の誕生日だったGK楢崎正剛を「パイ投げ」で祝福する作戦。チーム総出で、主将の記念日を祝った。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で12日にホームのアルアイン(アラブ首長国連邦)戦で初勝利。チームのムードをさらに盛り上げて19日の敵地・FCソウル(韓国)戦に向かう。

 予定になかったミーティングが始まった。遅くまで練習していたGK陣を待つ間、ホワイトボードを用意。ミーティングを好まず、大一番の前か、ひどい試合をした直後にしか行わないピクシー監督にしては珍しい場面だった。

 「アルアイン戦は、いい試合だったが、まだ課題がいくつかある」。神妙な顔で話し始めたが、全部、演技。楢崎に手荒い祝福をするための用意周到な計画だった。ジュロブスキー・コーチが楢崎の背後から、皿に盛ったクリームを顔面にぶつけると同時に、闘莉王が生卵をぶつけて体当たり。楢崎は奇襲攻撃にあえなく撃沈した。

 「ミーティングはフェイント。決まったね」とピクシー監督はしてやったり。2009年以来2度目のACLは序盤1敗1分けとつまずいたが、3試合目のアルアイン戦で初勝利。決勝トーナメント進出へ視界が広がり、チームのムードも良好だ。

 初勝利に加え、今季公式戦5試合目で初の無失点。楢崎は安定した守りだけでなく、ロングキックも好調で、ことごとくケネディに届いた。「特に調子がいいとは感じていないけど、ちょっと元気がなかったジョシュア(ケネディ)が全部競り合ってくれたから、そう見えたかもしれない」と楢崎は、昨年J1得点王の復調を感じ取る。初勝利を境に、グランパスのテンションが一気に上がってきた。 (木本邦彦)

 

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