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【プロ野球】

アニキ止まった 連続試合出場1766で

2011年4月16日 紙面から

◆阪神5−4中日

 誰も想像しなかった形で阪神・金本知憲外野手(43)の連続出場記録が途切れた。2点リードの8回2死一塁で、右肩の状態を考慮されてスタメンを外れていた金本が代打で登場。にもかかわらず、連続出場の記録が途切れようとは…。

 2球目だった。一塁走者の俊介が走った。金本は見逃し、俊介は谷繁の強肩に屈してアウト。金本自身が「誰が打席であれ、あそこでの盗塁はビックリしたね」と振り返ったように、よもやの盗塁失敗でチェンジ。その裏に金本に代わって小林宏がマウンドへ上がった。公認野球規則(別項参照)により、打席が完了せず、1イニング守備にも就かなかったため、連続出場の記録が1766試合で止まった。

 俊介は「申し訳ないの一言です」と言葉に詰まったが、金本は、記録が途切れたショックを「全然」と否定し「笑えたくらいやね」と、実際に笑みを浮かべ「監督に言うとったから。無理して出すのはやめてくださいと」と言った。その真弓監督も「気にして采配をふるわないでくださいと言っている。今日もね」と話し、無理に金本を守備に就かして記録を延命させることをしなかった背景を説明した。

◆ナゴヤDで勝てた

 右肩の状態が限界を越え、昨年の4月18日の横浜戦(横浜)でスタメン落ちし、連続フルイニング出場の世界記録は1492試合で途切れた。このときも自らスタメン落ちを願い出た金本は、連続出場へのこだわりも見せていない。真弓監督もキャンプ中に「こだわっていかなくていいかな」と口にしていた。バスに乗り込む直前に金本は「ナゴヤドームで勝てた方が大きいんだから、そっちを喜ばないと」と、昨季2勝10敗と苦しんだ鬼門での勝利にむしろ目を細めていた。

 

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