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【芸能・社会】

5%の避難所で一度も入浴できず 政府調査、下着不足も半数

2011年4月15日 23時37分

 避難所に震災後初めて電気が復旧し、点灯した明かりを見上げて喜ぶ女性=15日午後、宮城県南三陸町のベイサイドアリーナ

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 政府の被災者生活支援特別対策本部は15日、東日本大震災で岩手、宮城、福島各県に設けられた全1047避難所に対する第1回生活環境調査の結果を公表した。回答があった323避難所のうち、5%に当たる16カ所は震災から入浴の機会が一度もなく、47%に当たる151カ所は替えの下着がなかったり洗濯ができない状態だった。

 対策本部は調査に答えた避難所の11%に当たる36カ所は、生活環境が総合的に「著しく厳しい」または「厳しい」とみている。

 第1回調査は今月6〜10日に実施、県や市町村を通じ、避難所のまとめ役や市町村職員が回答した。69%の避難所からは回答が得られていないが、対策本部はこれから毎週、調査を実施。衛生状態などが悪く、改善が必要な場合は県や市町村に支援強化を要請する。

 調査によると、入浴は「週に1回程度」が33%に当たる106カ所。間仕切りなどが皆無でプライバシーが保てない避難所は28%に当たる91カ所だった。また食事でおにぎりやパンなどが続き、温かい食事がない避難所が7カ所、水道、電気、ガスがまったく利用できないところも4カ所あった。

 回収率は岩手県が23%、宮城県が38%、福島県が32%だった。

(共同)
 

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