NHK広島県のニュース　広島放送局

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市職員 税金１００万円着服

広島市は、市の区役所に勤務していた職員が税金の滞納者から徴収した市税と県税、合わせて約１００万円を着服していたとして市民に謝罪し、この職員を告訴する方針を明らかにしました。
広島市によりますと３月末まで、中区役所の収納課に勤務していた２０代の男性職員が去年２月から先月にかけて、５人の納税者から徴収した市税と県税、合わせて９７万１２０８円を着服していたということです。
この職員は、滞納者から税金を徴収する業務を担当していましたが差し押さえた滞納者の郵便貯金の口座から現金を引き出して、そのまま着服していたということです。この職員が４月、職場を異動になり後任の担当者が税金の納付記録を確認しているうちに着服が発覚したということです。
市の調査に対して職員は「着服した現金は、消費者金融の借金の返済と競馬やパチンコに使った」と話しているということです。
中区役所の三村義雄区長は、「市民の市政への信頼を失わせるものであり、深くお詫びします」と謝罪しました。
広島市では、ほかにも着服がないかなどを調査したうえで、この職員を業務上横領の疑いで警察に告訴する方針です。

04月15日　18時56分

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