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与謝野氏の原発推進発言に不快感 枝野長官

2011年4月15日22時9分

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写真:会見する枝野幸男官房長官=15日午後4時27分、首相官邸、飯塚悟撮影拡大会見する枝野幸男官房長官=15日午後4時27分、首相官邸、飯塚悟撮影

 枝野幸男官房長官は15日の記者会見で、自民党時代から原発を推進してきた与謝野馨経済財政相が「推進してきたことは決して間違いではない」と発言したことについて「与謝野氏の個人的な見解だ。内閣としては今回の事態を受け、ゼロベースで検証を行う」と述べ、不快感を示した。

 福島第一原発事故を受け、与謝野氏は15日の閣議後会見で原発の安全性について「ベストなものをその当時はつくったと確信をしていた」と説明し、謝罪の必要性は「ない」と述べた。

 これに対し、枝野氏は会見で「検証の結果に基づいて今後の原子力政策、エネルギー政策については一から議論すべきだ」と強調した。菅政権は事故の収束にメドが立った時点で第三者委員会を設置し、自民党政権時代の政策を含めて経済産業省原子力安全・保安院、東京電力、原子力安全委員会の問題点を浮き彫りにする方針だ。

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