フィリピン女性の在留認める判決 「息子と引き離すのは酷」不法残留で東京入国管理局から強制退去を命じられた横浜市のフィリピン人女性が、処分取り消しを求めた訴訟の判決で、東京地裁は15日「在留特別許可が認められた小学生の長男と引き離すのは、双方に酷だ」として請求を認めた。 杉原則彦裁判長は、日本の永住資格を持ち同居していたフィリピン人男性との間に生まれた小学4年の長男について「母親と引き離して養育するのは相当ではない」と指摘。 その上で「日本での3人の家族関係は十分保護に値する。女性の在留を認めなかったのは、社会通念に照らして著しく妥当性を欠く」と結論付けた。 【共同通信】
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