第3回毎日新聞社旗争奪学童軟式野球大会(毎日新聞社、全日本軟式野球県連盟大牟田支部主催)の準決勝、決勝が9日、大牟田市延命球場であった。決勝は筑後ジャガーズ(筑後市)がマナーズ大牟田(大牟田市)にサヨナラ勝ちし、初優勝を飾った。
決勝は、水洗スターズ(筑後市)に快勝した筑後ジャガーズと、大川ジュニアパワーズ(大川市)との延長戦を制したマナーズ大牟田が対戦。
筑後ジャガーズは、序盤に守備が乱れて失点。六回、青木誠也主将(小6)の中越え適時打で追いついたが、再びリードされて最終回を迎えた。2死三塁の場面で、石橋侑征君(小6)は三塁ゴロ。送球を受けた一塁手の足がベースから離れ石橋君がセーフとなり、近本絋佑君(小6)が生還して同点。続く高山凌君(小6)のゴロも遊撃手の送球ミスを誘い、石橋君がサヨナラのホームを踏んだ。
筑後ジャガーズの青木優典監督は「ミスで失点しても、前を向いて最後まであきらめなかった」と笑顔で語った。青木主将は「チーム一丸となって勝てた」と喜んだ。
マナーズ大牟田は、吉田陽風君(小6)から土本純幹君(小6)への継投で逃げ切りを図ったが、最終回2死からの守りで失点して敗れた。池田雄士監督は「七回の1点で勝てると思ったので悔しい。選手は頑張ったし、惜しい試合内容だった」と振り返った。
今大会は2日に開幕し、南筑後地区の28チームがトーナメントで戦った。【近藤聡司】
▽準決勝
水洗スターズ
00000=0
33001=7
筑後ジャガーズ
マナーズ大牟田
00000102=3
00000100=1
大川ジュニアパワーズ
▽決勝
マナーズ大牟田
2300001=6
2020012=7
筑後ジャガーズ
〔筑後版〕
毎日新聞 2011年4月10日 地方版