米軍幹部詐称の中国人逮捕=架空部隊の入隊料だまし取る

2011年4月15日 10時01分

 【ワシントン時事】米検察当局は14日までに、米軍幹部を名乗って架空の陸軍予備役部隊を設立し、市民権獲得の道が開けると中国出身者を勧誘したとして、公文書偽造などの容疑で51歳の中国人の男=カリフォルニア州在住=を逮捕した。100人以上から入隊料をだまし取っていた。

 検察当局によると、男は陸軍特殊部隊の予備役部隊指揮官を名乗り、2008年10月ごろから勧誘を開始。入隊料として1人当たり300ドル(約2万5000円)〜450ドル(約3万7000円)を徴収し、偽の米軍の制服や身分証を渡していた。

 制服を着用させて屋外で行進の訓練をしたり、カリフォルニア州サンディエゴにある空母博物館に連れていったりしていた。有罪になれば、最高禁錮8年4月の刑が科される。 

 米ワシントンの報道博物館「ニュージアム」に展示される「石巻日日新聞」(ニュージアム提供)

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