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チベット寺院、部隊が封鎖=僧侶2千人の食料不足―中国四川省

2011年4月15日20時6分

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 【香港時事】ノルウェーの人権団体などが運営するラジオ局「チベットの声」は15日までに、中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州のアバ県で9日から数百人の治安部隊がチベット仏教寺院を包囲、封鎖していると伝えた。

 寺院内には2000人以上の僧侶が住んでいるとみられるが、外部との往来を完全に遮断されたため、食料が足りなくなっている。

 アバ県では3月16日、共産党の統治を批判する若い僧侶が焼身自殺した。その後、チベット族住民のデモが発生したことから、当局は警備を強化した。

 今月12日には部隊が同寺院に住む18〜40歳の僧侶全員を「愛国主義教育」のため連行しようしたが、数百人の住民が阻止。部隊との衝突で住民2人が死亡し、多数が重傷を負った。死者はいずれも60歳以上の女性だったという。 

[時事通信社]

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