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中国の高速鉄道が“減速”…理由「安全を保障するため」

サーチナ 4月14日(木)9時36分配信

 中国の高速鉄道が「減速」する。これまで最高時速350キロメートルで運転していたが、300キロメートル以下にするという、政府・鉄道部の関係者は、第1の理由として「安全をさらに保障するため」と述べた。中国新聞社が報じた。

 今のところ、最高時速350キロメートルで運転しているのは武漢(湖北省)と広州(広東省)を結ぶ武広高速鉄道(武広旅客専用線)や上海と杭州(浙江省)を結ぶ滬杭高速鉄道がある。いずれも2010年、「世界で最も速い営業路線」として“鳴り物入り”で開業した。

 鉄道部関係者は「設計時速が350キロメートルの路線で、列車の最高時速を300キロメートルにすれば、さらに大きな安全のゆとりができる」と説明した。最高時速を引き下げれるので、乗車料金を引き下げることもできるという。

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◆解説◆
 これまで、最高時速350キロメートルで運転していたことについての是非は、伝えられていない。中国が誇りとする高速鉄道だが、今後は安全性についての疑問の声が高まる可能性がある。

 日本では東海道新幹線が1964年の開業から約1年間、本来の想定よりも速度を落として運転。最速の「ひかり」でも東京−新大阪を4時間で運行した。地盤の安定を待つなど、慎重を期した。

 日本の新幹線が国際的に最も高く評価されているのは、安全面だ。3月11日の東日本大震災でも、新幹線・在来線ともに死傷者を出さなかったことで、米国などでも改めて称賛する声が出た。(編集担当:如月隼人)

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最終更新:4月14日(木)17時2分

サーチナ

 

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