luaファイルの日本語化と更新

最終更新日:2011年2月14日

REクライアント導入の際に一番悩む項目が「lua files」だと思われます。
今回は、luaファイルの利用方法と日本語化について見ていきましょう。

コンテンツメニュー
  1. luaファイルの日本語化
  2. luaファイルの更新
  3. luaファイル一覧

1、luaファイルの日本語化

日本語化が必要なluaファイル

luaファイルによる言語表記
スキル名やスキル説明が英語表記です
(クリックで拡大)

左図をご覧ください。このように英語表記の箇所がありますので、これを日本語に直すためにはluaファイルを編集する必要があります。

日本語化が必要なluaファイルは以下の通りです。


スキルにカーソルを合わせたときの説明文を表すファイル
スキル名を表すファイル
状態変化アイコンにカーソルを合わせたときのスキル名等を表すファイル
各種インターフェイス周りの表記を設定するファイル

luaファイルの日本語化

すでに日本語化したデータがありますので、クライアントフォルダ内「lua files」に上書きしてください。

2011年2月14日:不具合修正済み

rarlua_files.rar
ファイルサイズ:約200KB
(rarファイルのダウンロードリンクです)

今後オリジナルデータ追加が容易に行えるように、全luaファイルをテキストエディタで編集できる状態にしてあります。どうぞご活用ください。

実行ファイルの日付をご確認ください

特別な理由が無ければ、2010-07-28aRagexeREの使用をオススメします。
※ 2010-04-14aRagexeRE以前の実行ファイルには、上記lua filesはご使用になれません。

起動時にエラーが出る場合は

diffパッチ「[Data] Load Lua Before Lub」を当てると症状が改善する場合があります。lub・luaのどちらでも読み込めるようになりますが、ファイルの種類はどちらかに統一した方が良いでしょう。

ベースとなったluaファイル

当サイトで配布しているluaファイルは、以下のサイトから拡張子luaのファイルをダウンロードし、日本語化したあと拡張子lubに変えただけのものです。


CliantSide Subversion
(クリックで拡大)

(CliantSide Subversion > Lua_Project)

lua files
http://svn6.assembla.com/svn/ClientSide/Lua_Project/lua%20files/

(別タブ or 別ウインドウで開きます)



参考にしたサイト

私が使用するluaファイルは以下のサイトに投稿されたファイルを参考にさせて頂きました。
この場を借りてお礼を申し上げます。

Auriga サポートフォーラム

1つめの参考ファイルはAurigaフォーラム内、クライアントサポートにtomo氏が立てたトピックにあります。


Auriga Support Forum
(クリックで拡大)

(掲示板トップ > Auriga Support > Client Support)

トピック名:0730起動確認済み上書き用lub
http://auriga.moe.hm/Auriga/Forum/viewtopic.php?f=14&t=678

(別タブ or 別ウインドウで開きます)



他にもtomo氏は多くのスクリプトをポストされております。参考になるご意見も多いので、是非他のトピックもご覧になってください。

あうりがぶろぐ

もう1つの参考ファイルは管理人「あちゅ@真姫」氏が運営するサイト内にあります。
サイトトップから飛べる別ブログ「あうりがぶろぐ」にファイルがあります。
(あうりがぶろぐはリンク不可との事です)


*Hello World*
(クリックで拡大)

*Hello World*
http://meme.blog-mmo.com/

(別タブ or 別ウインドウで開きます)



「あうりがぶろぐ」で記載されているソースの改修案を見る度に、プログラムが読み解ける事をうらやましく思います。その他にもAuriga用のアイテムDB作成支援ソフトなどを開発・公開されています。

ログインして表記を確認

luaファイルによる言語表記:日本語
無事に日本語表記になりました
(クリックで拡大)

英語表記だった部分が修正されているかどうか、ログインして確認してみましょう。


2、luaファイルの更新

本サーバーの更新に合わせて装備やモンスターは増えていきます。
定義されていないと表示できませんので、装備品とNPC・モンスター用のluaファイルは最新の状態にしておくことが望まれます。

最新定義に更新したほうが良いluaファイルは以下の通りです。


装備アイテムのView値設定ファイル
装備アイテムのファイル名設定ファイル
NPC・モンスターのファイル名の設定ファイル
NPC・モンスターのID設定ファイル

最新データは韓国クライアントにあります。ですがlubファイルの逆コンパイル作業が必要になるため少し面倒です。
そのため、以下のサイトからコンパイル前の最新情報をチェックして差分をとりましょう。


CliantSide Subversion
(クリックで拡大)

(CliantSide Subversion > Lua_Project/ > lua files)

datainfo
http://svn6.assembla.com/svn/ClientSide/Lua_Project/lua%20files/datainfo/

(別タブ or 別ウインドウで開きます)



当サイトで配布しているlua fiesは、上記サイトのリビジョン93まで差分ファイルを適用しています。リビジョンアップがあった場合、更新が必要な4ファイルを上記サイトからダウンロードして変更の有無を確認しましょう。

ファイルの比較には「WinMerge 日本語版」を使用すると便利です。

WinMerge 日本語版のダウンロードと使用方法

WinMergeとはファイルを比較するツールです。差異のある部分を確認するには非常に便利なツールです。


WinMerge 日本語版
(クリックで拡大)

WinMerge 日本語版
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-SanJose/8165/winmerge.html

(別タブ or 別ウインドウで開きます)



安定版の最新ファイルをダウンロードしてください。インストーラー版でもZIP版でもどちらでも問題ありません。

WinMerge 日本語版
(クリックで拡大)

ツール起動後、比較したいファイルを2つ選んでください。ドラッグ&ドロップでファイルが開けます。

WinMerge起動画面
(クリックで拡大)

右図はリビジョンの違う2つのnpcidentity.luaを比較した画像です。

イエローの部分が差分を表します。クリームの部分は行内の差分を表しています。グレーの部分は行数が足りないファイル側に表示される埋め合わせ部分です。

差分があった場合、新しいファイルを上書き保存すればOKです。
ですがオリジナル要素追加のためにファイルを修正している場合は、差分データのみを適用する必要があります。

差分を確認後コピー&ペーストを行うか、差分の場所で右クリック→「右(左)へコピー」を選択すれば差分が適用されます。

WinMerge起動画面
(クリックで拡大)

ちなみに、フォルダごと比較することも可能です。その場合はフォルダ間で差異のあるファイルが黄色く選択されるので、ダブルクリックしてファイルを比較しましょう。


3、luaファイル一覧

luaファイルがどんな役割を果たしているのか、lua filesファイルの中身を分かる範囲で記載します。

luaファイル(2010-07-28aRagexeRE用)

lua files

  • common.lub

    各項共通で仕様される関数定義ファイルです。いじる必要はありません。

  • hotkey.lub

    ホットキーの初期設定ファイルです。
    ユーザーが個別に設定を行うと別の場所に保存されるため、いじる必要はありません。

  • msgstring_kr.lub

    msgstringtable.txtをLua化したファイルです。
    テキストからも読み出されますが、本ファイルも使用されますので日本語化が必要です。

  • wndinfo.lub

    各ウィンドウの位置情報の初期設定ファイルです。
    ユーザーが個別に設定を行うと別の場所に保存されるため、いじる必要はありません。

chatwndinfoフォルダ
  • chatwndinfo.lub

    チャット欄の初期設定ファイルです。
    ユーザーが個別に設定を行うと別の場所に保存されるため、いじる必要はありません。

  • chatwndinfo_f.lub

    チャット欄用の関数定義ファイルです。いじる必要はありません。

datainfoフォルダ
  • accessoryid.lub

    装備品に設定されているView値が記載されたファイルです。
    オリジナル装備を実装するためには設定が必要です。

  • accname.lub

    装備品のファイル名が記載されたファイルです。
    オリジナル装備を実装するためには設定が必要です。

  • accname_f.lub

    装備品用の関数定義ファイルです。いじる必要はありません。

  • jobname.lub

    NPC(モンスター)のファイル名が記載されたファイルです。
    オリジナルNPCモンスターやを実装するためには設定が必要です。

  • jobname_f.lub

    NPC用の関数定義ファイルです。いじる必要はありません。

  • npcidentity.lub

    NPC(モンスター)のIDが記載されたファイルです。
    オリジナルNPCモンスターやを実装するためには設定が必要です。

emotionフォルダ
  • emotionlist.lub

    エモーションのコマンド設定ファイルです。いじる必要はありません。

  • emotionlist_f.lub

    エモーション用の関数定義ファイルです。いじる必要はありません。

optioninfoフォルダ
  • optioninfo.lub

    オプションコマンドの設定ファイルです。いじる必要はありません。

  • optioninfo_f.lub

    オプションコマンド用の関数定義ファイルです。いじる必要はありません。

seekpartyフォルダ
  • party_booking.lub
  • party_booking_config.lub
  • party_booking_function.lub

    同レベル帯のプレイヤーを検索するシステムで使用するらしいファイルです。
    3つともいじる必要はありません。

skillinfozフォルダ
  • jobinheritlist.lub

    jobinheritlist.txtをlua化したファイルです。
    オリジナル職などを実装するためには設定が必要です。

  • skilldescript.lub

    skilldesctable2.txtをlua化したファイルです。
    スキルの詳細説明文のため日本語化が必要です。

  • skillid.lub

    各スキルのIDを設定したファイルです。
    オリジナルスキルを実装するためには設定が必要です。

  • skillinfo_f.lub

    スキルID用の関数定義ファイルです。いじる必要はありません。

  • skillinfolist.lub

    スキル情報とスキル名を表すファイルです。
    スキル一覧で表示されるスキル名を設定しているため日本語化が必要です。

  • skilltreeview.lub

    スキルツリー情報設定されたファイルです。
    オリジナルスキルを実装するためには設定が必要です。

stateiconフォルダ
  • efstids.lub

    状態異常のIDが設定されているファイルです。いじる必要はありません。

  • stateiconinfo.lub

    画面右に表れる状態変化アイコンにカーソルを合わせると表示される説明文が設定されたファイルです。
    スキル名などが表示されるため一応日本語化が必要です。

  • stateiconinfo_f.lub

    状態異常IDについての関数定義ファイルです。いじる必要はありません。

このページの先頭へ

auriga
dummy dummy dummy