元同級生ら６人、傷害容疑で逮捕　名古屋・中川の男性全身やけど

　名古屋市中川区戸田３のハンバーガー店駐車場で火だるまになった男性が見つかった事件で、中川署は１５日、傷害の疑いで被害者の中学時代の同級生、安井広文容疑者（２７）ら現場にいた１０〜２０代の６人の男を逮捕した。

　捜査関係者への取材では、事件直前に被害者とみられる男性が「他人の家に卵を投げたら防犯カメラに写っていた。呼び出されて袋だたきに遭いそうだ」と１１０番で相談していた。別の元同級生によると、安井容疑者は事件前に「自宅に卵が投げつけられた」と話しており、同署は以前から両者の間にトラブルがあったとみて調べる。

　中川署によると、被害者の男性は中川区戸田、職業不詳町田恵宏（やすひろ）さん（２７）。１５日午前零時２０分ごろ、全裸で頭に火が付いた状態でハンバーガー店のガラス戸をたたくなどしていたが、その後全身やけどで意識不明の重体になった。

　６人の逮捕容疑は１５日午前零時ごろ、町田さんに殴る蹴るの暴行を加え、シンナーを体にかけ、たばこの火を引火させるなどの暴行を加えたとされる。

　現場にはシンナーとみられる液体の入った一斗缶（１８リットル）があった。通報で駆け付けた警察官が６人の身柄を確保。６人はいずれも町田さんの知人で、容疑を大筋で認めている。

（中日新聞）