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民主 補正予算案今月中に提出

4月15日 19時16分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

今年度の第1次補正予算案を巡って、民主党は幹部が協議し、野党側との調整がつかないことで成立が遅れる事態は避けるべきだとして、今月中に国会に提出し、速やかな成立を目指す方針を確認しました。

政府・民主党は、仮設住宅の建設やがれきの処理などを進めるため、一般会計で4兆円規模の第1次補正予算案を編成し、財源として新たな国債は発行せず、基礎年金の国庫負担を2分の1にするために今年度予算に計上している2兆5000億円などを充てる方針です。こうしたなかで、民主党は、自民・公明の両党と相次いで政策責任者による会談を行って協力を求めましたが、両党は、基礎年金のための財源を補正予算に使うべきではなく、子ども手当などの取りやめなどで捻出すべきだなどと主張して折り合えず、週明け18日に改めて協議することになりました。これを受けて民主党は、岡田幹事長や玄葉政策調査会長ら幹部が会談し、野党側との調整がつかないことで成立が遅れる事態は避けるべきだとして、週明けの協議の結果にかかわらず、補正予算案を今月中に国会に提出し、速やかな成立を目指す方針を確認しました。これに関連して、民主党の安住国会対策委員長は、記者会見で「補正予算案は今月中に提出できると思う。野党側と折り合えないならば、国会で修正協議をすればいい。与党の責任として、今月中に国会に提出して、場合によっては休日を使ってでも成立させることが大事だ。だらだらと先送りするのは与野党ともに健全な姿ではない」と述べました。