NHK広島県のニュース　広島放送局

• 
• 

呉信金職員 １２５０万円着服

呉市に本店がある呉信用金庫の４７歳の男性職員が、投資信託の購入代金として顧客から預かった現金１２５０万円を着服し、別の顧客に不正に貸し出していたとして懲戒解雇されていたことがわかりました。
懲戒解雇されたのは呉信用金庫の広島支店で勤務していた４７歳の男性職員です。
呉信金によりますと、この職員は平成１６年９月から翌年２月までの間に、２人の女性の顧客から、投資信託を購入する代金として預かった現金あわせて１２５０万円を、そのまま着服していたということです。
ことし１月に顧客からの問い合わせで発覚したということで着服した金は、融資の相談を受けていた別の顧客に、信金からの融資金として貸し出していたということです。
男性職員は「融資を前向きに検討すると答えていた顧客への貸し付けが認められなかったがそのことを言い出せなかった」と話しているということです。
呉信用金庫は、職員を３月末付けで懲戒解雇しましたが、被害を全額弁済していることから刑事告訴はしないということです。
槇岡敬人専務理事は、「信頼を第一とする金融機関でこのような不祥事を出したことを深く反省しています」と謝罪しました。

04月15日　18時56分

•